学名:Draba japonica
和名:ナンブイヌナズナ(南部犬薺)
科名 / 属名:アブラナ科 / イヌナズナ属
ナンブイヌナズナは、東北地方と北海道の一部の高山蛇紋岩帯や、かんらん岩帯に分布し、尾根の岩の間やザレ場に生える高山植物です。
葉は小さくロゼット状に広がり、密集してコケのようなマットを形成します。初夏になると中心から短い花茎を伸ばし、明るい黄色の小花を次々と一面に咲かせます。自生地では6月から7月に咲きますが、栽培下では4月上旬から5月上旬に咲きます。花が終わると、短い角のある半月状の小さな果実をつけます。このころから次々と新芽を出して、マットはさらに大きく広がります。冬が近づくと、各ロゼットの外側の葉は芽を包むように巻いて寒さから身を守ります。このころには、すでに翌年の花芽ができており、休眠に入って厳しい冬を乗り越えます。
日本各地の山地や高山の岩場には、さまざまなイヌナズナの仲間が見られ、主だったものは白花です。ナンブイヌナズナは小型で、国内のイヌナズナの仲間としては唯一の明るく黄色い花を咲かせます。それぞれのイヌナズナの仲間の特徴を熟知して、いろいろ集めてみるのもおもしろいものです。
園芸分類 | 山野草 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 東北地方、北海道 |
草丈/樹高 | 3~15cm | 開花期 | 4月~5月上旬(自生地では6月~7月) |
花色 | 黄 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 落葉性 | ||
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