ススキ
お気に入りに登録する

ススキの育て方・栽培方法

ススキ
ススキ
タカノハススキ
ススキ
ハチジョウススキ

クリックすると拡大します

栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 グラス,山野草
形態 多年草 原産地 中国、朝鮮半島、日本列島、台湾
草丈/樹高 100~200cm 開花期 9月~10月(斑入り品種の観賞期は5月~11月)
花色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 きわめて強い 耐暑性 きわめて強い
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い,初心者向き,カラーリーフ,盆栽向き

育て方のポイント

ススキの栽培環境・日当たり・置き場

日なたで育てます。水がたまるような場所でなければ、土質を選びません。

ススキの水やり

鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に与えます。わりあいに水が好きなので、夏は1日1~2回与えます。
庭植えの場合は基本的に与えなくてもかまいませんが、晴天が続き、葉が巻いているようなら与えます。

ススキの肥料

鉢植えの場合は春から夏にかけて、草花用の肥料を少量施します。量が多すぎると枝葉ばかり茂りすぎるので、控えめを心がけます。特に、タカノハススキはチッ素分を含む肥料を施すと斑が消えるので、基本的に肥料を施しません。
庭植えの場合は必要ありません。

ススキの病気と害虫

病気:特にありません。

害虫:特にありませんが、毒グモの一種カバキコマチグモが葉を巻いて巣をつくります。カバキコマチグモ自体は攻撃性が強くなく、素手で捕まえたりしなければ、かまれることはありません。しかし、夏に雌が産卵のためにつくるチマキの形のような巣には注意が必要です。卵を抱えた雌は攻撃的になっており、興味本位でこの巣を開くと、中にいる雌にかまれることがあります。かまれると激しい痛みが数日間続きます。命に関わるようなことはないようですが、医師の診察を受けてください。
なお、このクモは昆虫を捕食するので益虫とされており、植物に害は与えません。雌は、卵からかえった子グモに自らの体を食料として与え、一生を終えます。夏にチマキ形に巻いたススキの葉を見つけたら、触らずにそのままにしてあげてください。

ススキの用土(鉢植え)

ごく普通の草花用の培養土でよく育ちます。土質の選り好みもなく、極端に乾燥しやすい用土でなければ特に選びません。
盆栽用につくる場合は、赤玉土の単用など、栄養分が少ない用土を用います。

ススキの植えつけ、 植え替え

鉢植えは基本的に毎年植え替えます。休眠中の2月から3月に行い、同時に株分けをしてもよいでしょう。盆栽仕立ての場合は2~3年に1回でもかまいません。
庭植えの場合は3~5年に1回掘り上げて、株分けと植え直しをします。巨大化するので植えた場所の地中を囲い、根の伸びる範囲を制限しておきます。

ススキのふやし方

株分け:植え替えと同時に行います。株をおおまかに3~5分割します。あまり小分けにするとススキといえども弱るので、基本に忠実に作業してください。

ススキの主な作業

葉刈り:5月下旬から6月に1回、根元から30~50cmほど残して上部を刈ります。これは大きくなりすぎるのを防ぐためで、遅れると穂が出ない場合があります。大きいままにしておく場合や、小型のものの場合は必ずしも必要ではありません。

特徴

ススキは、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に広く見られます。日当たりのよい場所に群生して草原の主要構成種となり、さまざまな植物が生える礎となります。多数の茎が群がって大きな株となり、頑丈な根を多数周囲に伸ばします。穂は長さ...

種類(原種、園芸品種)

イトススキ

イトススキ


Miscanthus sinensis f. gracillimus
葉が幅5mm前後とたいへん細いススキの品種。草丈は標準的なススキの半分〜2/3ほど。各地のやせた尾根などに見られる。葉が立ち上がり、あまり広がらないのも特徴。一般家庭の庭に植えるなら、このイトススキをすすめる。斑入り(白覆輪)のタイプもあり、これもたいへんよい。

屋久島ススキ


Miscanthus sinensis f. gracillimus Yakushima form
屋久島産といわれるイトススキで、草丈1m前後と特に背が低く、葉の幅も3mmほど。鉢で育てるとさらに小さく、草丈30cm以内に収まる。穂はその分普通のイトススキよりやや貧弱だが、鉢植えには手ごろでよい。

金華山ススキ


Miscanthus sinensis Kinkazan form
牡鹿半島の金華山産といわれる小型でやや葉が細いススキ。イトススキとススキの中間的な印象のもので、イトススキと違って葉が広がり気味となる。
タカノハススキ

タカノハススキ


Miscanthus sinensis f. zebrinus
古くから栽培される虎斑のススキ。斑は肥料の影響を受けやすく、特にチッ素肥料を施すと斑が現れなくなるので、多肥に注意する。性質は丈夫で普通のススキと変わらない。花の早晩性や、斑の密度の違いなどから単一個体ではないと思われる。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:辻 幸治(つじ・こうじ)
1976年、大阪生まれ。ホームセンター勤務を経て、現在は園芸分野の執筆活動も精力的に行う気鋭の園芸家。江戸の園芸文化から、海外のワイルドフラワーまで、幅広く植物に精通している。

ススキのそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • もう1つのそだレポ
    日本に従来から自生する植物の栽培を楽しみたい方のためのそだレポです。趣味園にもともとあるそだレポとの違いは、一人の人のそだレポではなく、参加者がご自分の育て...

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
趣味の園芸テキスト

『趣味の園芸』9月号
ここからはじめる多肉植物/秋植え球根

ワンコイン多肉、エケベリア、コーデックスなどを大特集!この秋植えたいおすすめ球根植物も。

テキストこぼれ話

初心者でも楽しめるおすすめのエケベリア~9月号こぼれ話・前編

SNSでも話題の多肉植物愛好家・長沢恵美さんが、おすすめのエケベリア5種を紹介!

テキストこぼれ話

大人気! オリジナル鉢の秘密~9月号こぼれ話・後編

作出したエケベリアやオリジナルの鉢が大人気の、長沢さんの作品制作についてお聞きました。

栽培ナビアガベ

待望のアガベ栽培本!
12か月栽培ナビNEO『アガベ』

人気上昇中の多肉植物・アガベの品種や育て方を徹底解説する栽培本が誕生しました。

とじ込み付録

触ると危険、食べると危険な有毒植物にご注意!<むやみに恐れず、正しく理解しよう>

人体に影響がある化学成分を含む植物の一例を紹介します。

趣味の園芸バックナンバー
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!

おすすめ特集
植物図鑑まとめ

植物図鑑まとめ

たくさんある植物の中から、テーマ別や特徴別に紹介します。植物選びの参考にしてください

病気と害虫の話

病気と害虫の話

あなたの植物の症状は? 大切な植物を病気や害虫から守るための、見て分かる病気と害虫ガイド

動画でわかる!鈴木満男のバラ剪定レッスン

動画でわかる!鈴木満男のバラ剪定レッスン

バラの栽培で多くの人が悩む剪定の仕方を、動画でわかりやすく解説

寄せ植えを楽しむ

寄せ植えを楽しむ

寄せ植え向きの植物選びや、作り方のポイントを紹介。参考になるキレイな作品写真も見られます

「今、熱い植物」アーカイブ

「今、熱い植物」アーカイブ

人気の高まる多肉植物や観葉植物。業界の最前線で活躍する専門家がその魅力を紹介

テキストこぼれ話

みん園限定!テキストこぼれ話

ここだけで読める連載「テキストこぼれ話」。『趣味の園芸』で語りきれなかった話を限定公開

園芸用語集

園芸用語集

園芸でよく使われる主な専門用語を400語以上を掲載。50音順の索引から調べられます

今年の夏は緑のカーテン

今年の夏は緑のカーテン

緑のカーテンの作り方やおすすめ植物、実践事例などを紹介しています

みんなのバラ百科

みんなのバラ百科

バラの歴史や「殿堂のバラ」などのバラにまつわる知識、役立つ情報が盛りだくさん

野菜だけで一品レシピ

野菜だけで一品レシピ

育てた野菜をおいしく食べるための、野菜を使ったレシピ222品を公開中

全国植物園ガイド

全国植物園ガイド

全国の植物園一覧。日本植物園協会に加盟している植物園を中心に紹介。植物園に出かけよう!