タマシャジン
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タマシャジンの基本情報

学名:Phyteuma scheuchzeri
和名:タマシャジン

科名 / 属名:キキョウ科 / タマシャジン属(フィテウマ属)

タマシャジン
タマシャジン

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タマシャジンとは

特徴

タマシャジンは欧州アルプスの山地の岩場などに見られるキキョウ科の多年草です。
雪解けとともに丸みのある小さな葉をロゼット状に広げます。やがて中心から細い花茎を立ち上げて、しべが突出した、つやのある紫色の特徴的な花を簪(かんざし)のように玉状に咲かせます。花後は結実して花茎は枯れ、再び小さな葉をロゼット状に広げます。やがてそれも枯れて落葉し、休眠に入ります。
生産されたものが多く流通しています。比較的丈夫ですが、この仲間は株の寿命が短く、タネまきによる更新を繰り返すことが維持につながります。

基本データ

園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 欧州アルプス
草丈/樹高 15~20cm 開花期 5月下旬~8月上旬
花色 紫,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • フィテウマ・ヘミスフェリクム

    Phyteuma hemisphaericum
    ホソバタマシャジンやフィテウマ・フミレの名で流通しているのは本種。細い糸状の葉を株元から叢生させ、短い花茎に紫色の簪(かんざし)のような花を玉状に開く。
  • フィテウマ・コモースム

    Phyteuma comosum
    「悪魔の爪」とも呼ばれるこの仲間の人気種。葉縁にぎざぎざがあるスペード形の根生葉をロゼット状に広げ、中心から伸びる短い花茎に、大きな細い爪のような紫花を玉状に咲かせる。高温多湿に弱く栽培難度はかなり高い。最近では学名をフィソフレックシス・コモサ(Physoplexis comosa)としてタマシャジンとは別属とされている。

育て方・栽培方法

タマシャジンの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

タマシャジンのそだレポ(栽培レポート)

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