タンチョウソウ
お気に入りに登録する

タンチョウソウの基本情報

学名:Mukdenia rossii
和名:タンチョウソウ(丹頂草)
その他の名前:イワヤツデ

科名 / 属名:ユキノシタ科 / タンチョウソウ属(ムクデニア属)

タンチョウソウ
タンチョウソウ
タンチョウソウ

クリックすると拡大します

タンチョウソウとは

特徴

タンチョウソウは中国東北部から朝鮮半島の低山から山地に分布し、川岸の岩上や川沿いの岩壁に生えます。
春、地面を這う頑丈な根茎から、ヤツデやモミジを思わせるような7裂に切れ込んだ葉を数枚広げます。ただし、個体や栄養状態によっては5裂や9裂のものもあります。花は、葉が展開する直前かほぼ同時に咲きます。花茎はまっすぐに伸び、上のほうで枝分かれして、花径5mmほどの白い花を多数咲かせます。白い萼と白い花弁が重なり合って、花びらが10枚あるように見えます。秋の終わりには葉が枯れて休眠します。

基本データ

園芸分類 草花,山野草
形態 多年草 原産地 中国東北部~朝鮮半島
草丈/樹高 10~20cm 開花期 2月~3月
花色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い,盆栽向き,初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • タンチョウソウ 小葉性

    葉が標準的なものの半分程度の小型タイプ。盆栽用に適している。
  • タンチョウソウ 石化(せっか)

    葉が厚く小型で、やや縮みがあるタイプ。成長もやや遅く、花茎も短い。
  • タンチョウソウ 赤葉

    葉が赤く染まるタイプ。葉の先端部分から1/3程度がレンガ色になる。
  • タンチョウソウ 斑入り

    黄金葉、白掃き込み斑など、数タイプがある。いずれも斑入り植物のわりには弱くなく、育てやすい。
  • ムクデニア・アカンシフォリア(ヒトツバタンチョウソウ)

    Mukdenia acanthifolia
    朝鮮半島北西部の山地に生える。タンチョウソウに似るが、葉に切れ込みがなく、しゃもじのような形をしている。葉の数も少ない。
  • 赤花

    唯一の色花だが、赤っぽいのは蕾のときから咲き始めのころだけで、開くころにはかなり色が薄くなってしまう。性質などは標準的な種類と同じ。

育て方・栽培方法

タンチョウソウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:辻 幸治(つじ・こうじ)
1976年、大阪生まれ。ホームセンター勤務を経て、現在は園芸分野の執筆活動も精力的に行う気鋭の園芸家。江戸の園芸文化から、海外のワイルドフラワーまで、幅広く植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

タンチョウソウのそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • 関連するコミュニティはありません

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!