チョウノスケソウ
お気に入りに登録する

チョウノスケソウの基本情報

学名:Dryas octopetala var. asiatica
和名:チョウノスケソウ(長之助草)
その他の名前:長之助草

科名 / 属名:バラ科 / チョウノスケソウ属

チョウノスケソウ
綿毛をつけた果実

クリックすると拡大します

チョウノスケソウとは

特徴

チョウノスケソウは北海道から本州中部以北の高山の礫地に生える小型の植物です。一見、草のように見えますが、木質化した枝を四方に這わせて伸びる高山矮小常緑低木です。
雪解けとともに、しわが多い楕円形の新葉を広げます。葉の展開が終わるころ、太い芽では先端から蕾を出して、花弁が8枚の白い花を咲かせます。花後には白く長い綿毛をつけた果実を実らせます。やがて、少し紅葉して雪の下で休眠に入ります。生育中、茎は四方にほふくして株を広げていきます。花は自生地では7月から8月に咲きますが、栽培下の開花は5月中旬から6月下旬です。
高山植物愛好家には欠かせない植物ですが、なかなかの難物で上級者向きの植物です。

基本データ

園芸分類 高山植物,山野草
形態 高山矮小常緑低木 原産地 北海道、本州中部以北
草丈/樹高 5~10cm 開花期 5月中旬~6月(自生地では7月~8月)
花色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 弱い
特性・用途 常緑性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • 洋種チョウノスケソウ

    Dryas octopetala
    ヨーロッパ、アジア、北米の高山に広く分布するチョウノスケソウの母種。葉に光沢があり、やや細い。日本産の変種のチョウノスケソウより少し栽培しやすい傾向がある。
  • ヒメチョウノスケソウ

    Dryas integrifolia
    アラスカなどの極地圏に分布。小さな葉を外巻きに開くので、マキバチョウノスケソウとも呼ばれる。小型で締まりがよいが、周極地域に生えるので夏の暑さに弱い。
  • キバナチョウノスケソウ

    Dryas drummondii
    アラスカや北米西海岸の高山に見られる。黄色の花は、花弁が内側に曲がった抱え咲きで、横向きに咲く。ランナーの節が伸びやすく、口径の広い鉢での栽培が好ましい。

育て方・栽培方法

チョウノスケソウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

チョウノスケソウのそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • 関連するコミュニティはありません

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!