ヒトリシズカ
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ヒトリシズカの種類(原種、品種)

主な原種、品種、仲間など

  • 青軸

    ほかの植物の白花に相当するもので、茎や葉が純粋な緑色をしている。各地で発見されているので、いろいろなタイプがある。
  • 桃色花

    白い雄しべがピンク色になっているもの。全体にやや色が濃いが、性質は標準的なものと変わらない。
  • 斑入り

    覆輪、中斑、散り斑、黄金葉を中心に、さまざまな斑入り個体が知られる。どれがよいかは好みの問題なので、株の状態や性質の安定性などを考えて購入する。
  • キビヒトリシズカ

    Chloranthus fortunei
    近畿地方以西の日本列島、朝鮮半島南部と済州島、中国東部から南西部、台湾に分布。平地や低山の森林に生える。ヒトリシズカによく似るが、葉は対生し、葉が開いてから開花すること、雄しべ(葯隔)が長く1cmほどある点などで区別される。
  • フタリシズカ

    Chloranthus serratus
    日本列島、千島列島南部、中国、台湾に分布。平地から山地の森林や林縁の湿った場所に生える。花穂は2本のことが多いが、栄養状態がいいとふえる。花はヒトリシズカより1か月ほど遅く、2〜3倍ほど大きい。斑入りや青軸のものが知られる。
  • チャラン

    Chloranthus spicatus
    中国南部からタイの標高200〜1000mの森林に生える。東南アジアで広く栽培され、日本にも江戸時代に渡来した。全体に柔らかい常緑灌木で、高さ30〜50cmの大株になる。花は薄い黄色ですばらしい芳香を放つ。非耐寒性で、最低温度7℃を保つ。
  • クロランサス・セッシリフォリウス(ガビシズカ)

    Chloranthus sessilifolius
    中国南部の、標高600〜1200mにある森林や低木林の湿った場所に生える。姿はフタリシズカに似るが、より大きく30〜70cmになる。葉は紫色を帯び、花穂が垂れ下がるのが特徴。耐寒性はあるが、凍らない程度に保護するのが望ましい。

特徴

ヒトリシズカは各地の森林の湿った場所に見られる多年草です。
全体に水気が多い柔らかい植物で、数本から20本ほどの茎を伸ばして株立ちになり、茎の先端に4枚の葉をまとめてつけます。芽が伸び出すころ、長さ2~3cmの白いブラシのような...

育て方・栽培方法

ヒトリシズカの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:辻 幸治(つじ・こうじ)
1976年、大阪生まれ。ホームセンター勤務を経て、現在は園芸分野の執筆活動も精力的に行う気鋭の園芸家。江戸の園芸文化から、海外のワイルドフラワーまで、幅広く植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ヒトリシズカのそだレポ(栽培レポート)

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