エゴノキ
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エゴノキの育て方・栽培方法

エゴノキ
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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 高木 原産地 北海道、本州、四国、九州、沖縄
草丈/樹高 7~8m 開花期 5月~6月
花色 白,ピンク 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い,盆栽向き

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりのよい場所を好みますが、強い西日が当たる乾燥する場所は嫌います。湿り気のある腐植質の多い土質を好みます。

水やり

庭植え、鉢植えともに水切れには注意します。乾燥すると葉が上面側に反り返ります。

肥料

寒肥のほか、開花後、お礼肥として油かすなどを少量施します。

病気と害虫

病気:褐斑病、さび病、うどんこ病など
葉に斑点状の病斑が現れる褐斑病、さび病、若葉に白い小麦粉をまぶしたようなカビが生えるうどんこ病が発生することがあります。予防策としては、適宜剪定をして通風と採光を心がけることです。

害虫:エゴノキアブラムシ、カミキリムシなどの幼虫
エゴノキアブラムシの寄生によって、側芽にエゴノネコアシと呼ばれる独特の虫こぶをつくります。また、枝や幹にカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)などが食入する被害を受けることもあります。

用土(鉢植え)

黒土に、腐葉土などを混ぜた、腐植質の多い通気性と保湿性に優れた土が適します。

植えつけ、 植え替え

鉢植えは用土の通気性を確認し、2~3年に1回植え替えます。

ふやし方

タネまき:10月ごろに成熟したタネを採取し、とりまきします。まき床にはピートモスなどを加えた湿り気の多い土を用います。

つぎ木:園芸品種をふやすには、実生苗を台木に用い、3月ごろに切りつぎを行います。

とり木:5月ごろに環状剥皮を施し、とり木(高とり法)すると秋には発根します。

主な作業

剪定:剪定は、枝抜きを主とします。強剪定は樹形を乱し野趣を損なうので避けます。

特徴

エゴノキは日本全土に分布する落葉樹です。5月から6月にかけて小枝の先に短い総状花序を出し、釣り鐘状の白い花を下向きにつけ、秋には卵形の果実が熟します。樹形は野趣に富むことから、雑木の庭の植栽材料としてよく利用されるようになりました。花や葉に...

種類(原種、園芸品種)

オオバエゴノキ


Styrax japonica var. kotoensis
葉や花が大きい。伊豆七島、和歌山県大島、沖縄から東南アジアに分布する。

ベニガクエゴノキ


Styrax japonica f. rubricalyx
萼片と花柄の上部が濃い紅色で、花弁は淡いピンク色の花。

ヒメエゴノキ


Styrax japonica f. parviflorus
樹形、花、葉などが全体的に小さい。

ホソバエゴノキ


Styrax japonica f. angustifolius
披針形の葉をもつ。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
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