キョウチクトウ
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キョウチクトウの育て方・栽培方法

キョウチクトウ
キョウチクトウ
キョウチクトウ

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 中高木 原産地 インド、中近東
草丈/樹高 3~6m 開花期 6月下旬~8月
花色 ピンク,白,赤,オレンジ 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,開花期が長い,カラーリーフ,生け垣向き,初心者でも育てやすい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりのよい場所を好みます。特に土質は選びませんが、水はけの悪い場所は避けるか、盛り土をして高植えにします。

水やり

庭植えで、植えつけ1年未満の株や、鉢植え株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

肥料

2月ごろに寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておけば、そのほかは必要ありません。

病気と害虫

病気:炭そ病
4月ごろから葉に黒っぽい病斑が現れる病気で、梅雨入り以降発生がふえます。

害虫:キョウチクトウアブラムシ
4月ごろからふえ始めるオレンジ色のアブラムシ。枝先の吸汁害は花が咲かない原因になります。また、甘い蜜状の排せつ物が付着した葉にカビが発生し、すす病を併発します。

用土(鉢植え)

赤玉土中粒2に完熟腐葉土1を混ぜたものなど、水はけがよく有機物の多い保水力のある土が適します。

植えつけ、 植え替え

4月から6月、9月が適期です。もともと暖かい地域の樹木なので、植えつけ後、発根するまでのある程度の期間、土の温度が下がらない時期を選びます。鉢植え、庭植えともに植えつけや植え替えるときに、植え穴またあ鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として施しておきます。

ふやし方

さし木:6月から7月に10~20cmほどの穂木をとり、水あげ後土にさします。

とり木:6月から7月に枝の樹皮を3cm幅で木質部まではぎ取り、たっぷり湿らせた水ゴケで包み、ビニールで覆ってひもで固定し、乾燥を防ぎます。とり木部分は折れないように、必要に応じてあて木をします。2か月後に発根が確認できたら切り離します。

株分け:株立ち状に育った株は、5月から6月に根の周囲の土を掘り上げ、ノコギリで切り離して株を分けることができます。

主な作業

剪定:開花期の終わりごろの9月から翌年の3月までの間に、必要に応じて、伸びた枝や太くなった枝の間引きや切り戻しを行います。ただし、寒い地域では冬の作業は避けます。

特徴

キョウチクトウは、春から初夏に枝先で花芽がつくられ、6月下旬ごろから順次開花します。それぞれの枝の生育状況により開花がずれるため、結果的に開花期が長くなります。大気汚染にも強いため、工業地帯や幹線道路沿いの植栽など、都市緑化にも利用されます...

種類(原種、園芸品種)

フイリキョウチクトウ

フイリキョウチクトウ


Nerium oleander ‘Variegatum’
葉に黄色の斑が入り、濃いピンクの花と相まって華やかな品種。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:高取利道(たかとり・としみち)
奈良県で庭のデザイン、施工、管理を行うタカトリ園芸を経営。コニファー、花木、小果樹の利用を提案し、園芸番組への出演や、講習会、新聞、園芸誌への執筆を通してガーデニングの楽しさを伝える活動を行う。1級造園施工管理技士、農薬管理指導士。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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