園芸分類 | 山野草,草花 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 東アジア、北米 |
草丈/樹高 | 20~30cm | 開花期 | 4月 |
花色 | 白,茶,ピンク | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 落葉性 | ||
鉢植えは、秋から春までは日なたで育て、晩春ごろに日陰へ移動させます。夏の間はなるべく温度変化が小さく、涼しい日陰に置きます。
庭植えの場合は落葉樹の下に鉢植え用土を客土し、寒冷地では腐葉土もよく混ぜて、20cmほど土を盛り上げたところに植えます。周囲にはシダや、同じような環境を好むほかの植物を植え、湿度が保たれて穏やかな環境になるように工夫します。
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。葉のある間は決して乾燥させてはいけません。砂床に埋めておくか、二重鉢にして乾燥を防ぎます。鉢底穴から給水ひもを垂らして底面給水にするのもよい手段です。休眠中も乾かさないように注意し、砂床に埋めてほかの植物と一緒に水やりをするか、地面に鉢ごと埋めておきます。
庭植えの場合は、あまり雨が降らず、植物が常にしおれている状態なら水を与えます。休眠中は特に必要ありません。
鉢植えは、秋から5月まで2か月に1回、三要素等量配合の緩効性肥料を1芽当たり二つまみ施します。または月1回、油かすと骨粉等量配合の固形肥料を2個置き肥します。この肥料は、1~2か月間、湿らせたものを土に混ぜて発酵させてから使うとより効果的です。
さらに、秋から翌年7月まで週1回、液体肥料を3000倍に薄めて施します。その際、秋からは草花用の液体肥料を、芽が出始めてから4月いっぱいまでは観葉植物用の液体肥料を、5月から7月まではリン酸が多めの液体肥料を使用します。
庭植えでも同様に肥料を施します。
病気:マイコプラズマ病
症状は春に見られ、株が全体に寸詰まりになる、花弁が緑色になる、緑の縞が入るなどします。やがて成長不良を起こして枯れます。感染力はそれほど強くないようですが、治らないので株ごと廃棄します。株分けなどで刃物を使う際は、必ず刃を火で焼いて消毒してから使います。
害虫:アブラムシ
主に春に、新芽や蕾につきます。手で取るか、古い歯ブラシでこすり落とします。
鉢は深鉢を使います。硬質鹿沼土(または日向土)、軽石、赤玉土(または桐生砂)の各小粒を等量に混ぜたものに、細かいヤシ殻チップを3割程度入れて使います。山草鉢のような乾きやすい鉢の場合は、軽石の量を減らすか、赤玉土の量をふやして、もう少し水もちをよくします。
鉢植えは2~3年に1回、8月下旬から9月上旬に植え替えます。芽の先端が見えないくらいの深さに植えます。植え替えは手早く作業し、葉が倒れないように支柱を添えます。
庭植えの場合は、植えっぱなしでもかまいません。
タネまき:開花まで7年(もう少し早い種類もある)かそれ以上かかりますが、最も効率のよい方法です。
初夏に果実が熟して柔らかくなったら、タネを即座に回収し、苗床にとりまきします。保存して乾燥したタネは発芽率が非常に悪くなります。親株と同じ用土にまき、苗床を乾かさないように管理すると、翌春または翌々春に、緑色の糸状の葉が出てきます。雑草と間違えて抜かないように注意しましょう。最初の数年間は親とは似つかない細い葉が1枚出るだけです。親株同様に肥料を施し、親と同じ形の葉が出るようになったら、8月から9月上旬に個別の鉢や地面に植えます。
株分け:大株、または根茎が長くて芽が多く出る種類でしか行えません。それも、根茎が自然に離れている部分で外れるか、根茎に5芽以上つけて分割できる場合に限ります。日本産種はあまり株が大きくならないので、ほとんどできません。
支柱立て:開花前ぐらいに支柱を添え、強い風で柔らかい茎が折れないようにします。支柱は地上部が枯れるまで、そのまま立てておきます。
マルチング:秋に翌春の芽が育ってくると、芽の先端が地表に飛び出すことがあります。そのままにすると寒風で傷むので、農業用の防寒シートをかけるか、ヤシ殻チップをのせておきます。雪が積もる地域ではそのまま雪がマルチングの役目を果たしてくれます。
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