園芸分類 | 庭木・花木 | ||
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形態 | 低木 | 原産地 | 台湾、ヒマラヤ~中国 |
草丈/樹高 | 1.5~2m | 開花期 | 3月~4月 |
花色 | 黄 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性,耐寒性が強い,生け垣向き | ||
冬の冷乾風の当たらない日なたから半日陰に植えます。日陰に植えると徒長して節間が伸び、ひょろひょろとした姿となり、花つきも悪くなってしまいます。土質は特に選びませんが、乾燥しすぎない、腐植質を含む肥沃な土壌が適します。暑さ、寒さに強く育てやすい花木ですが、東北地方以南の地域での栽培に適しています。大きくなるため鉢植えでは栽培しません。
特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。
寒肥として、1月上旬から2月下旬に緩効性の化成肥料や、固形の油かすを施します。
病気:ほとんどありません。
害虫:ほとんどありません。
大きくなるため鉢植えでは栽培しません。
3月上旬から4月下旬の花が終わり、新芽が伸びる前の3月中旬から4月下旬か、本格的な冬に入る前の10月上旬から11月下旬に植えつけます。
まず、根鉢の大きさの倍の深さ、幅の植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥などを混ぜ入れた場所に植えつけます。根鉢のまわりに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。ぐらつく場合は支柱を添えます。
タネまき:春から夏に熟した果実を採取し、果肉を洗って取り除き、すぐにタネまきします。
さし木:6月上旬から7月下旬に、成熟した枝を鋭利な刃物で長さ10cmほどに切ります。基部の葉を数枚残して葉を取り除きます。30分ほど水あげをし、鉢や箱に敷いた赤玉土小粒やさし木用土にさします。たっぷりと水やりし、日陰に置いて、発根したら秋に鉢上げします。
剪定:ヒイラギナンテンは分枝しにくいため、時間がたつにつれ、だんだんと背ばかりが高くなり、花数も少なくなってしまいます。これを調整するために、開花後の3月中旬から4月下旬に剪定しましょう。枝先から1節下の部分で切ると、複数の新梢が伸びてきます。毎年これを繰り返すと、こんもりとした樹形に整います。同時に混みすぎた枝や、枯れ枝を切り除きましょう。
萌芽しやすいので、大きくなりすぎた株は、好みの大きさに切り戻し剪定することもできます。
ヒイラギナンテンは、常緑で濃い緑色の葉、早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟す黒青色で粉を吹いた果実と、1年を通じて観賞できる植物です。和名は葉がナンテンのように複葉で、ヒイラギのようにとげのあることや、果実のつき方がナンテンに似るこ...