学名:Erythronium japonicum
和名:カタクリ(片栗)
その他の名前:カタカゴ
科名 / 属名:ユリ科 / カタクリ属
カタクリは早春の落葉樹林を飾る植物として、季節の話題にのぼる球根植物です。主に低山から山地の落葉樹林、ときに亜高山帯の雪が遅くまで残るくぼ地などに生えます。
「春植物」と呼ばれる植物の代表で、早春にほかの草木に先駆けて芽生え、花を咲かせると、ほかの植物が大きくなる初夏には休眠に入ってしまいます。そのため、地上部は春の3か月間ほどしかありません。しかし、秋には地下で根が伸びて発芽の準備を整えています。
花は茎先に1輪咲き、花弁のつけ根にはW字形の模様があります。花は夜や、気温の低い日には閉じて開きません。葉は開花株では2枚、まだ花が咲かない株では1枚つきます。葉には茶色と淡緑色の斑紋のあるものと、ないものがあります。地下には細長い薄皮に包まれた球根(鱗茎[りんけい])があります。タネにはエライオソームという塊がついていて、これが好物のアリによって、別の場所に運ばれます。
カタクリは栽培容易とはいいがたく、市販品には山採り株が多いため栽培はおすすめしません。‘パゴダ’のような丈夫な園芸品種を選ぶか、時間をかけてタネから育てるとよいでしょう。海外の山草会の会員になると、外国産の多くの種類のタネを入手できます。
園芸分類 | 球根,山野草 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草 | 原産地 | 日本列島、中国東北部、朝鮮半島、サハリン、南千島 |
草丈/樹高 | 15cm前後 | 開花期 | 4月 |
花色 | 紫,白,ピンク,黄 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 落葉性 | ||
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