ヤブコウジ
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ヤブコウジの育て方・栽培方法

ヤブコウジ
ヤブコウジ
‘糸錦’
ヤブコウジ

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 庭木・花木,観葉植物
形態 低木 原産地 日本、朝鮮半島、中国、台湾
草丈/樹高 10~30cm 開花期 7月~8月
花色 白、ピンク 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,カラーリーフ,日陰でも育つ,グラウンドカバーにできる

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

自生地では、日があまり当たらない林床に生えるので、庭植えにする場合は、極端に乾燥しない水はけのよい半日陰から日陰で栽培します。
戸外での鉢栽培では、5月から9月までは日陰、4月と10月は半日陰、11月から3月は風がよく通る日なたに置きます。夏以外は、朝日が1~2時間当たるような場所が適しています。冬は、鉢が凍らない場所に置きましょう。
弱光下でも生育するため、窓際など明るい場所なら屋内でも育てることもできますが、直射日光を避けて、ときどき日に当てるとよいでしょう。日本に自生する植物なので、基本的に夏は暑く、冬は寒い環境で育てることが必要です。

水やり

植えつけから少しの間は、表土が乾いたら水を与えますが、その後は必要ありません。鉢植えでは、極端に乾燥させないように、表土が乾いたら水やりします。

肥料

鉢植え、庭植えどちらの場合も、4月から11月の生育期間中、2か月に1回ほど緩効性化成肥料や固形油かすを施します。

病気と害虫

病気:ほとんどありません。

害虫:アブラムシ、ハマキムシ
あまり見られませんが、春から秋までアブラムシやハマキムシの被害を受けることがあります。早期に対処しましょう。

用土(鉢植え)

用土は選びませんが、根腐れすることがあるので、赤玉土と腐葉土を3:1、または鹿沼土と軽石を2:1などの配合土のように、水はけのよいものを使います。

植えつけ、 植え替え

植えつけ、植え替えは、新芽が伸びる前の2月から4月、または涼しくなる9月から11月に行います。これ以外の時期でも行うことはできますが、新芽の伸びている時期は避けるようにします。
ヤブコウジは地下茎を伸ばしてふえるので、根鉢をよくくずしたあと、葉の出ていない古い株を切り離して、同じ大きさの鉢に植えつけます。古い株は、別の鉢に植えれば新芽が伸びてきます。大株にしたい場合は、一回り大きな平鉢などに植えます。植え替えは、2~3年に1回行えばよいでしょう。

ふやし方

タネまき:野生種はタネでふやすことができます。9月下旬から12月に、熟した果実を収穫し、水で洗って果肉を落とし、赤玉土小粒などにすぐまきます。タネをまいた鉢は戸外に置き、乾かさないように管理すれば春に発芽します。

さし木:斑入りの品種は結実しにくいので、さし木でふやします。3月から6月に、剪定した枝を使ってさし木ができます。3cmほどの長さで枝を切り、赤玉土小粒や鹿沼土小粒、さし木用土を使ってさし、風が当たらない日陰で水を切らさないように管理します。

主な作業

剪定:栽培して数年経過すると、枝が伸びすぎたり、下葉が落ちて樹形が悪くなります。3月から4月に、株元から5cm程度の高さで刈り込みます。斑入り品種では、斑が消えてしまった枝も取り除きましょう。遅くとも6月までに刈り込めば、秋までには葉が茂って、元の状態になります。

特徴

『万葉集』にも山橘(ヤマタチバナ)の名で詠まれたヤブコウジは、古くから日本人に愛されてきた植物です。小型で草のように見えますが、サクラソウ科の常緑木本植物です。
江戸時代、寛政年間に葉に斑が入るヤブコウジが好事家の間で人気を呼び...

種類(原種、園芸品種)

‘辻が花’

‘辻が花’


Ardisia japonica ‘Tsujigahana’
近年新潟で作出された品種。葉は比較的小型で、よじれたようになり、白の覆輪(葉の縁に細く斑が入る)と、内側の濃い緑色とが鮮やかな対比を見せる優良品種。
‘糸錦’

‘糸錦’


Ardisia japonica ‘Itonishiki’
白色のごく細い覆輪と、矢筈斑(やはずふ/矢の基部の筈形の斑)が入る葉も大きく、美しい。

‘白黄錦’


Ardisia japonica ‘Hakuounishiki’
春に出る葉と秋の葉の色が異なる「階変わり」品種。春には赤みがかる覆輪の葉、秋には白覆輪の葉が展開する。
‘天の川’

‘天の川’


Ardisia japonica ‘Amanogawa’
白の「コンペ」が葉の縁に発達し、葉の外側が濃緑で内側に黄緑色の斑が入る。茎は赤で、複雑な美しさをもつ。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:倉重祐二(くらしげ・ゆうじ)
赤城自然園(群馬県)を経て、現在新潟県立植物園副園長。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、園芸文化史。著書に『よくわかる栽培12か月 シャクナゲ』『よくわかる土・肥料・鉢』(以上NHK出版)、『増補原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜』(改訂増補、誠文堂新光社)など。「みんなの趣味の園芸」に植物園日記を執筆中。

さらに詳しく知りたい方におすすめの本

育て方、楽しみ方のガイドブック

毎日の管理の基本から、きれいな緑を長く保つためのとっておきのテクニックまで、観葉植物を育てる上で必ず知っておくべきことを1冊に。観葉植物図鑑には、希少なものも含め人気品種を100種以上収載。シーズン別トラブルレスキューも充実。

そだレポ(栽培レポート)

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