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エリアの基本情報

学名:Eria

科名 / 属名:ラン科 / オサラン属(エリア属)

エリア
エリア・ブラキスタキア

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エリアとは

特徴

エリアは、東南アジア一帯に広く分布するランで、球状や棒状のやや柔らかいバルブをもち、小輪の花が密に、穂状になってつきます。葉は、やや肉厚のものが多く、弱い日光と湿潤な気候を好みます。一般流通は少なく、また地味な花が多いため、洋ラン専門店でもあまり取り扱いのないランです。熱帯産が多いため、栽培適温はやや暖かめですが、十分な温度と水分があれば日光の弱い場所でも比較的よく開花してくれます。香りのある花もあり、また、花ではなく花を取り囲む苞が美しいものもあります。

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 東南アジア一帯
草丈/樹高 15~30cm程度 開花期 不定期咲き
花色 白,茶,クリーム色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • エリア・ヒアシンソイデス

    Eria hiyacthinthoides
    ヒアシンソイデスという種小名は、ヒアシンスに似たという意味をもつ。その名のとおり、球根植物のヒアシンスによく似た白い花を株元に咲かせる。丈夫で栽培しやすい原種。
  • エリア・シルンドロスタキヤ

    Eria cylmdrostachya
    ごく細かい薄茶色の花を、株の頂部付近から、細長いブラシのように開花させる原種。
  • エリア・オルナータ

    Eria ornata
    茶色い花は地味で、開花しているかどうかもわからないほどだが、花を取り囲むオレンジ色の苞がひときわ映える原種。

育て方・栽培方法

エリアの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

エリアのそだレポ(栽培レポート)

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