カトレア・コクシネア
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カトレア・コクシネアの育て方・栽培方法

カトレア・コクシネア
カトレア・コクシネア

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 ブラジル
草丈/樹高 10cm程度 開花期 11月~4月
花色 オレンジ 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 弱い
特性・用途 常緑性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

洋ランのなかでは、比較的寒さに強い種類なので、冬は室温で栽培が可能です。ただし、乾燥が苦手なので、常に空中湿度に注意し、頻繁に霧吹きすることが大切です。冬の日当たりは、レースのカーテン越し程度で十分です。反面、夏の管理には注意が必要です。夏は、湿度は十分ですが、極端な高温を苦手とするため、風通しのよい涼しい場所で、頻繁に水やりしながら管理します。熱帯夜が続くと、株が弱ることがあります。

水やり

乾燥を嫌うので、年間を通して十分に水やりします。素焼き鉢に植えている場合は、鉢のまわりにコケが生えるぐらい水を与えましょう。たとえ植え込み材料が湿っていても、古くなった水は悪影響を及ぼします。常に新鮮な水を与え続けましょう。

肥料

比較的肥料分を好みますが、夏の高温期は、株を傷めることになるため、肥料は不要です。春から初夏と、秋から冬の初めに、液体肥料を週1回施すのが基本です。固形肥料を施さなくても、液体肥料で十分です。

病気と害虫

病気:特にありません。

害虫:カイガラムシ
まれにカイガラムシが発生します。バルブと葉のつけ根や株元などに、白い粒のようなものを見つけたらカイガラムシです。柔らかな布などで拭き取りましょう。

用土(鉢植え)

素焼き鉢に水ゴケを使って植えます。また、プラスチック鉢に水ゴケで植えることもできます。いずれの場合も、根が常に湿っている状態を好みますが、プラスチック鉢の場合は、特に新鮮な水で湿っていることが大切です。

植えつけ、 植え替え

2~3年に1回、春のやや早い時期に植え替えます。あまり根をいじられるのを好まないので、植え替えは、間があいてもかまいません。

ふやし方

株分けでふやすことができます。適期は春で、夏の高温期がくる前に、しっかりと根が張るように早めに株分けしておきましょう。植え替えと同時に、3~5バルブで1株になるように分けます。

主な作業

特にありません。

特徴

カトレア・コクシネアは、かつてソフロニティス・コクシネアとしてよく知られていた、小型のカトレア系洋ランです。近年の植物学の分類変更でカトレア属になりました。主にブラジルのサンパウロ州に自生し、極小型で十分に開花するので、ミニカトレアの重要な...

種類(原種、園芸品種)

カトレア・コクシネア

カトレア・コクシネア


Cattleya coccinea
花色はオレンジ色の原種。以前はソフロニティス・コクシネアと呼ばれていたが、近年植物学の分類変更でカトレア属に含まれた小型の洋ラン。2号鉢で十分開花する株のサイズになる、かわいらしさが人気を呼んでいる。やや夏の暑さを嫌うので、真夏の管理が大切なポイントとなる。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

カトレア・コクシネアのそだレポ(栽培レポート)

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