ファイウス
お気に入りに登録する

ファイウスの基本情報

学名:Phaius
和名:ガンゼキラン(岩石蘭)、カクチョウラン(鶴頂蘭)

科名 / 属名:ラン科 / カンゼキラン属(ファイウス属)

ファイウス

クリックすると拡大します

ファイウスとは

特徴

ファイウスはアジア一帯に広く分布する地生ランで、日本でも種子島以南に自生しています。エビネの葉を大きくしたような立派な葉は春に展開し、夏までに大きな葉が形成されます。また、春に株元から太い花茎を伸ばし、葉の上のあたりで開花します。東南アジアなどでは、庭に植えて楽しむことができ、ガーデンプランツとしても利用されていますが、日本国内では、主に鉢植えで観賞されています。栽培はきわめて容易で、一般草花を育てるのとあまり変わりません。しかしながら、冬の極端な寒さは苦手です。冬の間のみ室内で管理すれば、毎年立派に開花してくれるので、草花感覚で栽培できます。花期には、園芸店などにも流通しますが、洋ランとして扱われることは少なく、一般草花として販売されることが多いようです。なお、鶴頂蘭と呼ばれるのはファイウスのなかでもタンカービレ(Phaius tankerville)で、そのほかのファイウスを鶴頂蘭と呼ぶことはありません。

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 アジア一帯
草丈/樹高 80~100cm程度 開花期 3月~4月
花色 茶,黄 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 普通
特性・用途 常緑性
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ファイウス・タンカービレ

    Phaius tankerville
    アジア一帯に広く分布する大輪大型の原種。日本名で鶴頂蘭の名前をもつのも、この種。春、茶色の大輪花を多数咲かせる。
  • ファイウス・フラブス

    Phaius flavus
    アジア一帯に広く分布する中輪種。葉に美しい白い斑点が入る個体もあり、黄色い花だけでなく、葉も観賞できる原種。

育て方・栽培方法

ファイウスの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ファイウスのそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • 関連するコミュニティはありません

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!