みんなの趣味の園芸
ベニカX ガード粒剤 住友化学園芸
4月

住友化学園芸Presents ガーデンドクターのガーデン作業ワンポイント!住友化学園芸が月ごとの病気と害虫の予測をお知らせします。毎月の病害虫対策にお役立てください。

日に日に暖かさが増し、ガーデニング作業も進みます。
苗を植えつける前に、土の健康状態をチェックしてみましょう。
また、ハムシの食害にも注意。

■本格的なガーデニングシーズンの前に、土の健康状態(土壌酸度)をチェック!

花や野菜の苗を植えつけるとき、肥料を土に混ぜて、日当りや水やりもいつもの通りなのになぜか生育が良くない、ということがありませんか?
それは土に原因があるかもしれません。
土は肥料や水をたくわえる場所で、植物は土の中で根が伸びて育つので、土の環境を整えるのはとても大切なことです。
長い間、同じ場所で植物を栽培していると土の化学的性質(土壌酸度)が変化していくことはご存知でしょうか。植物の根から出る根酸、雨水などの影響で、土の中は徐々に酸性になります(雨水は、雨が降る時に空気中の二酸化炭素が溶け込むので、元々弱酸性になっています)。
植物の生育には中性~弱酸性が適しているのですが、酸性に傾いてくると肥料の吸収が阻害されたり、特定の病原菌が増えたりして、土の環境が悪くなります。
そんな時は、土の状態を簡易的に測定できる土壌酸度測定液「アースチェック液」を使って、植えつけ前の土の健康状態をチェックしましょう。もし、土が酸性に傾いていたら石灰などのアルカリ資材を加えることで調整できます。

土壌酸度が手軽に測定できるキット

土壌酸度が手軽に測定できるキット

■色々なハムシに注意! 
4月頃から成虫が発生します。

葉をかじる虫はさまざまな種類がいます。その名の通り「ハムシ」という名前の虫がいます。種類としては甲虫類に分類されます。たとえば、キュウリの葉をかじるオレンジ色の「ウリハムシ」、カーネーションには黒色の「クロウリハムシ」、ダイコンやミズナの葉をかじる「ダイコンハムシ(ダイコンサルハムシ)」、サンゴジュには「サンゴジュハムシ」、ヒイラギモクセイは、黒色の体で背中に2つの赤い点がある「ヘリグロテントウノミハムシ」、さらにアスパラガスをかじる、赤い体に黒い星が14個あり、テントウムシを細長くしたような見た目をしている「ジュウシホシクビナガハムシ」などが挙げられます。
いずれのハムシも、幼虫・成虫ともに葉を食害するやっかいな害虫です。気がついた時には、葉がまるまるかじられていることもあります。
葉の食害を少しでも見つけたら、早めに殺虫剤などで防除しましょう。植物によって有効な薬剤もさまざまあり、キュウリやミズナ、アスパラガスにはベニカベジフル乳剤、カーネーションやアスターには家庭園芸用スミチオン乳剤、ダイコンにはベニカ水溶液、サンゴジュにはベニカケムシエアゾール、ヒイラギモクセイにはベニカXネクストスプレーが有効です。

ハムシの種類は多種多様。ウリハムシ、ヘリグロテントウノミハムシ、サンゴジュハムシ(幼虫)(写真左から時計回りに)

ハムシの種類は多種多様。ヘリグロテントウノミハムシ、サンゴジュハムシ(幼虫)、ウリハムシ(写真上から時計回りに)

過去の作業ワンポイントはこちら

■展着剤って何?

マサキやアベリアの生け垣や庭など、広範囲の薬剤散布には、水で薄めて使う殺虫剤や殺菌剤が経済的です。
水で薄めて使う殺虫剤や殺菌剤には、必ず展着剤を加えて使いましょう。
展着剤には、次のような働きがあります。

(1) 葉に薬剤を付着させる
たとえば、ツバキのようにツルツルした葉に水をかけると、水ははじかれ、そのまま葉先から流れ落ちます。それは薬剤でも同じです。薬剤散布のときは散布液に展着剤を加えておくと、葉の表面に薬剤を付着させやすくなります。

(2) 水と薬剤を混ざりやすくする
水和剤は水に溶けないため、よくかき混ぜたつもりでも薬剤が水の中で均一になっていない場合があります。さらに、希釈液をしばらく放置しておくと粒子が沈殿してしまいます。展着剤を加えることで薬剤の粒子が水の中で均一に分散し、また沈殿も起こりにくくなります。
展着剤の使用量は、例えば「ダイン」の場合は、散布液1ℓ当り0.1~0.3mℓで、5~6滴程度です。

■水で薄める薬剤の希釈液の作り方

薬剤にはスプレー剤やエアゾール剤など、そのまま使用できる薬剤もありますが、ベニカ水溶剤などの水溶剤、乳剤、水和剤といった薬剤は水で薄めて希釈液を作る必要があります。
調剤容器等に汚れやごみがついていると、散布器具の詰まりや故障につながるため、清潔なものを使用してください。希釈液の正しい薄め方の手順は、以下の通りです。

(1) 希釈する水を用意します。水で薄めた散布液は取り置き保存ができないので、散布する分だけ量って用意し、使いきるようにします。
(2) 薬剤を混ぜる前に、まずは展着剤を水に入れよく混ぜておきます。
(3) 次に薬剤を混ぜますが、それぞれの薬剤によって希釈する倍率が異なるため、商品ラベルに記載されている適正な倍率を確かめてから、適量を水に入れてかくはん棒(割り箸でも可)でよく混ぜます。たとえば、希釈倍率が1000倍の場合は、水1ℓに対し1mℓが適量です。
(4) よく混ぜた希釈液を噴霧器やスプレーボトルなどに移したら完成です。
もし、殺虫剤と殺菌剤など2種類以上の薬剤を混ぜて使いたい場合は、「液剤」「乳剤」「水溶剤」などの水に混ざりやすい薬剤を先に加え、「水和剤」「フロアブル剤」など水に混ざりにくい薬剤を後から加えてください。
剤型の区分は、スミチオン乳剤、ベンレート水和剤など商品名や農薬登録番号付近に剤型表記が記載されています(例:STダコニール1000〈TPN水和剤〉)。作った散布液は植物全体に葉裏まで含めてまんべんなく散布ムラの無いようしっかりと散布してください。

水で希釈して使う原液タイプの薬剤は種類も多く、庭や生け垣など広範囲の散布におすすめです。

詳しくは総合ガイドブックをご覧ください

■ハダニ
暖房の効いた室内では観葉植物でハダニが増殖

ハダニは昆虫ではなく、クモに近い仲間で、よく見かけるカンザワハダニやナミハダニなどいずれも成虫で体長が0.5mm程と非常に小さく、おもに植物の葉裏に寄生して吸汁します。数が少ないうちは見つけにくいですが、数が多くなってくると吸われた部分の葉緑素が抜けて、葉の表面に針先でつついたような白い小斑点が生じます。この時点でようやく被害に気がつくことが多いです。
被害が進行するにつれて白くカスリ状になって葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。庭木などでは枯れることはありませんが生育が悪くなり、やがてクモの巣状の糸でおおわれてしまいます。
高温乾燥を好むハダニは、屋外では梅雨明けから9月ごろにかけての夏場に繁殖が旺盛で、植物の被害も増えます。室内で観葉植物を育てている場合は、暖房が効いて暖かく乾燥している冬場にも増殖します。
水に弱いので、ときどき霧吹きで葉水をすると寄生数を減らすことができますが、室内や雨の当たらない軒下などの植物は被害の進行が速く、特に注意が必要です。薬剤を使用して退治する場合は、ハダニの専門薬「バロックフロアブル」がおすすめです。応急処置的に使用する場合は「ベニカXファインスプレー」もおすすめです。

■灰色かび病
低温で湿度が高いと発生しやすい灰色かび病

灰色かび病は文字通り、灰色のかびでおおわれる病気です。花弁に水滴がにじんだような跡がつき、白い花では赤い斑点、色のついた花では白い斑点が多数生じます。病気が進行すると花が褐色に変色して腐り出し、やがて灰色のかびにおおわれます。また、灰色かび病は寄生範囲が広く、ほとんどの植物で発生します。植物が生きていても枯れていても増殖することのできる、とてもやっかいな病気です。
低温多湿の状態で発生しやすくなります。屋外では、春先から梅雨、秋口から冬の初めごろの、気温がやや低く雨が多く湿度の高い、日照が不足しがちな時期に多く発生します。室内の場合は、冬にあまり日の当たらない部屋や玄関などで育てていると低温多湿になりやすく、シクラメンやプリムラなど冬に咲く植物で多く発生します。
発生を防ぐには、水のやり過ぎに注意し、できるだけ風通しを良くします。病原菌は害虫の食害痕やしおれた花弁のほか、チッ素過多により軟弱に育った植物組織などから侵入します。咲き終わった花をこまめに摘み取り、肥培管理を適切にすることでも予防できます。薬剤を使用する場合は「ベニカXファインスプレー」がおすすめです。

■コナガ
アブラナ科の野菜が狙われる!葉裏を削るようにかじるコナガ

キャベツなどのアブラナ科野菜の表皮が透けたように見えたら、それはコナガという蛾の幼虫の仕業かもしれません。カーネーションやストックなど草花も被害に遭うことがあります。
コナガの幼虫は体長1㎝未満のイモムシで、色は少し透き通ったような緑色をしています。アブラナ科野菜の葉裏に潜んでおり、葉裏から円形または不規則な形に葉肉だけを食害し、葉表の表皮を残すので、葉が透けて見えます。多発すると、葉全体が白っぽくなり、株の生育が衰えます。キャベツで発生が多くなると結球内部にも食入してきて被害が大きくなります。発生は春と秋に増えますが、気温が上がり、暖かいと3月からでも発生します。
防除は早期発見、早期退治が基本です。葉の裏表をよく観察して、幼虫を箸で取り除くなどします。畑であれば、ウネに寒冷紗をかけて産卵を防ぐのが有効です。薬剤で退治する場合は、コナガは葉裏にいて直接薬剤がかかりにくいので、根から吸収して植物全体に薬効が行きわたる(浸透移行性)タイプの殺虫剤「オルトラン粒剤」がおすすめです。

■菌核病
春先の比較的低温で雨が続くようなときに多発する菌核病

菌核病はキャベツで発生しやすい病気の1つで、主に茎に発生し、フリージアやストックなど草花にも症状が見られます。茎の枝分かれしている部分から発生することが多く、水浸状の病斑が拡大して茎を取り巻くようになると、病斑部から上の茎葉はしおれて枯れてしまいます。さらに症状が進むと、病斑部は褐色から黒色に変色し、やがて白い綿状のカビに覆われ、最後は黒いネズミの糞状の菌核が形成されます。キュウリやナスでは果実にも発生します。またイチゴやミカンの果実では、がくの付近に発生することが多く、茎の場合と同様の症状になります。
3~5月と9~11月、気温が20度を下回る季節や雨が続くような比較的低温で多湿のときに多く発生します。病原菌は、地面に落ちた菌核で越年します。たとえばキャベツの菌核病の場合は、土壌中での寿命は2~3年と言われます。菌核は土の中で長期間生きるので、発生した場所では連作を行わないようにします。また、天地返しをして土中深くに病原菌を埋めるのも有効です。
薬剤を使用する場合は、キャベツの場合、土に混ぜ込むだけで病気を予防する「フロンサイド粉剤」や直接キャベツの葉に散布する「ベニカXネクストスプレー」、ストックの菌核病には「家庭園芸用トップジンMゾル」がおすすめです。

■コガネムシ幼虫
バラ、庭木、草花、野菜などの根をかじるコガネムシ幼虫

コガネムシは成虫、幼虫ともに植物をかじる害虫です。成虫はおもに果樹などの落葉広葉樹の葉を葉脈だけ残して網目状に食害したり、バラの花びらを食べつくしたりします。一方で、この時期に発生する幼虫は土の中にいて、植物の根を食害します。根を食害されると養分の吸収ができなくなって生育が悪くなり、小さな苗はすぐに枯死してしまいます。大発生すると、苗だけでなく樹木でも枯れてしまうことがあります。土の中に潜んでいて発見することが難しく、植物が大きなダメージを受けてからようやく被害にあったことに気付くので非常にやっかいです。
幼虫は2~3cm程度で、頭部が黒や茶系で体色は乳白色、U字形の状態で土中に生息します。暖かい時期は比較的地表面近くで活動していますが、寒くなるにつれ地中深くもぐるようになります。畑を耕したり、鉢土を取り除いたりした時などに発見しやすく、幼虫を見つけた場合はすぐに取り除きます。あとで退治しようとして土の上に集めておくと、あっという間に逃げて土の中に隠れてしまいます。
防除薬剤としては、バラやベゴニアには「オルトランDX粒剤」を株元の周りにまくのがおすすめです。野菜苗は植えつけ前や植えつけ時に「サンケイダイアジノン粒剤3」を土に混ぜておきます。被害にあってからでは植物がダメージを受けるため、予防的にまいておくことがポイントです。

■ごま色斑点病
カナメモチの葉に斑点。その後、ぱらぱらと落葉していく

ごま色斑点病は、生垣などで使われるカナメモチの葉によく発生する病気です。はじめに葉に小さな斑点が多数生じ、やがて病斑の周辺がぼやけた紫から赤色になります。かなり目立つ病斑なので発病すればすぐにわかります。そのまま放っておくと症状が進行し、激しく落葉して葉が無くなることもあります。また、雨水などにより伝染するので梅雨の時期など、雨が多くなると被害も広がりやすくなります。
一度多発すると、毎年繰り返し発生するため、早めに発病葉を見つけて処分することが大切です。落ち葉は、株元に放置すると翌年の発生源になるので取り除きます。病原菌は冬期には若枝などで越冬するので、休眠期に病枝を剪定除去することも重要です。薬剤散布は「GFベンレート水和剤」がおすすめです。

■アブラムシ
ウイルス病、すす病、アリが寄ってくるのも全部アブラムシのせい?!

アブラムシはセミの仲間で、花壇のパンジーやペチュニア、畑ではソラマメや菜の花、キュウリなど、果樹ではウメやミカン、花木ではバラなど、様々な植物の汁を吸う害虫です。繁殖力がおう盛で、「単為生殖」するため、メスが1匹いればどんどん増えます。しかも「卵胎生」といって、卵はおなかの中でふ化させて、幼虫を産みます。増えすぎると今度は翅の生えた幼虫が生まれ、新しいエサを求めて飛んで移動します。
二次被害も引き起こします。吸汁の際にウイルス病を媒介したり、排泄物が葉に付着し、そこにカビが生えて真っ黒なすすに覆われたようになる「すす病」を誘発したり、また高濃度の糖分が含まれている排泄物に(なめると甘いです。別名「甘露」とも呼ばれます)、アリがなめに寄ってきたりします。
アブラムシは単に植物の汁を吸う害虫だけでなく、このような二次被害も引き起こすのです。
アブラムシは黄色が好きです。実際、アブラムシがつきやすい植物には黄色い花が咲くものが多く、この性質を利用して、黄色い粘着テープなどを畑の隅につけておくと、テープにアブラムシが付着するので、発生をいち早く察知することができます。防除には、土にまくだけでアブラムシの予防効果が約1カ月続く「ベニカXガード粒剤」がおすすめです。

■うどんこ病
うどんこ病は1つじゃない?!

うどんの粉をまぶしたように葉が白いカビに覆われている様子から、「うどんこ病」と呼ばれる植物の病気です。植物の病名は見た目で名づけられているものが多いですが、実は、うどんこ病は一種類ではなく、多くの種類があります。植物によって菌の種類が異なり、たとえば、バラの花首が真っ白になるうどんこ病はバラにしか発生しません。一方、キュウリの葉に広がるうどんこ病はカボチャにも発生しますが同じウリ科のスイカには伝染しません。
うどんこ病の原因菌はカビ(糸状菌)なので、ある程度の温度と、菌糸を伸ばして繁殖するための水分が必要ですが、増えるときには風で胞子を飛ばすので、比較的乾燥した時期に発生しやすくなります。このため、日中はカラっと晴れて暖かく、夜は気温が下がり夜露で葉が濡れるような初夏や秋口がうどんこ病の発病適期です。防除には「ベニカXネクストスプレー」がおすすめです。

■ナメクジ
梅雨といえばナメクジ。その対処法は?

園芸で梅雨といえばナメクジの被害が増える時期です。ナメクジは殻を持たない陸生の貝の仲間で、夜行性でジメジメしたところを好むので、昼間は植木鉢やプランターの下でじっとしており、雨降りの日や夜にはい出て、葉っぱや花びらをモリモリ食べます。ナメクジのはったあとはテカテカとした跡が残るので、犯人は一目瞭然です。
「ナメクジ退治には塩をまくとよい」といわれることがありますが、植物に塩がかかるとしおれてしまうので、一般的にナメクジ退治には使わない方が無難です。
ナメクジは雑食性でさまざまな植物をかじりますが、比較的やわらかい植物を好みます。葉や花弁がやわらかい草花、キャベツ、レタス、ハクサイ、イチゴの果実などが狙われやすいです。これらの植物をナメクジ被害から守るには、おびき寄せ、食べさせて退治する誘引殺虫剤の「ナメナイト」がおすすめです。

■追肥
夏野菜の追肥の季節です。

梅雨は気温が上昇し、雨量も多くなり、春に植えつけたトマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜がグングン育ち始める時期です。植物が大きくなるに従って「栄養=肥料」もたくさん必要になってきます。肥料やりの種類には植えつけ時、初期の生育を促すための「元肥」と、植物がドンドン大きくなって元肥だけでは足りない肥料分を補うための「追肥」があります。花芽がちらほらとつき始め、一番花が開花したころを目安にシーズン最初の「追肥」をするとよいでしょう。
一般に肥料を形状で大きく分けると、固形の粒状肥料と液状の液体肥料があります。プランターなどには、元肥には粒状肥料を土に混ぜ込んで使い、追肥には液体肥料を水に溶かしてジョウロでまく使い方もありますが、面積の広い畑や花壇などで液体肥料をジョウロで追肥するのは大変です。そんなときは、元肥にも追肥にも使える「マイガーデン粒状肥料」がおすすめです。ばらまくだけですぐ効いて効果も約1年間と長く続きます。

■タバコガ
果実に穴をあけるイモムシ

梅雨明けと同時に、本格的な夏到来! 家庭菜園では夏野菜の収穫が始まります。春に定植したトマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、シシトウなど、夏野菜の果実が育ち、そろそろ収穫しようとしたら果実に穴があいていたり、中にイモムシがいたり。そんな悲しい経験をした方も多いのでは?
果菜類において、果実の中に潜り込んで食害するイモムシはタバコガの仲間です。特に被害が大きいのはオオタバコガと呼ばれる種類で、夏野菜以外にもイチゴ、バラ、カーネーションなどさまざまな植物の果実や蕾、ときには茎の中までも食害して穴をあけます。気がついたときには果実の中に入り込み、野菜や花を台無しにしてしまうので厄介な害虫です。そうなる前に、発生前の予防が大切。そこでおすすめは「STゼンターリ顆粒水和剤」。イモムシ専用の殺虫剤で、天然成分を使用し、環境への影響も少なく、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。自然界にいる天然微生物(B.t.菌)がつくる有効成分がアオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなど、チョウ目害虫に効果を表します。

■乾燥対策
乾きやすい培養土の乾燥対策

梅雨が明けると一転、暑い日が続く夏がやってきます。人が暑さで「夏バテ」するように、植物もこの時期「夏バテ」することがあります。植物体の90%は水分なので、高温乾燥になりやすいこの時期は、水不足でしおれてしまうことがあります。もちろん、すぐに水をあげれば回復しますが、しおれ過ぎてしまい、回復できるギリギリの状態を超えてしまうと、回復できなくなってしまいます。
また鉢植えでは極端な乾燥と湿潤を繰り返すと土が固くなり、ひび割れができ、水の通り道、いわゆる「水みち」ができてしまいます。しっかりと水やりをしたつもりでも、「水みち」から水が抜けて、鉢土に十分行き渡らなくなることもあります。
水みち対策にはモイスト成分の働きで使うたびに水の浸透性を改善し、用土の保水性を高める機能性をプラスした液体肥料「マイガーデン液体肥料」がおすすめです。

■カメムシ
草花や果実、野菜を加害する

厳しい残暑が続き、半袖で出歩くことの多いこの時期、気をつけたいのがチャドクガ(茶毒蛾)です。名前の通り、茶の葉を食害するチョウ目の虫で、毒毛が生えた「ガ」の幼虫、つまり毛虫です。
春と秋、年2回発生し、ツバキやサザンカの生垣などでよく見られます。幼虫の間は群棲して、大きくなるにしたがい分散します。群棲している時に葉ごと剪定して取り除きましょう。毒毛は幼虫だけでなく成虫にもあり、産卵した卵にも毒毛が付着するので、成虫、幼虫、卵に触れるとかぶれます。毒毛は抜け落ちやすいので、チャドクガの生息地に近づいただけでも飛散した毒毛に触れ、気づかない間にかぶれてしまう場合もあります。
剪定の際は、長袖の作業服でゴム手袋を着用して行います。チャドクガに近づく作業を避けるには「ベニカJスプレー」のような庭木用で、散布液が遠くまで飛ぶタイプのスプレー剤を散布するとよいでしょう。万が一刺されてしまった場合は、患部をかかないようにし、すぐに皮膚科を受診してください。

■土壌酸度を測っていますか?
秋植え野菜や草花の植えつけ前には土壌の健康チェックを!

水やりも肥料もきちんと管理したのに、「なぜかうまく育たない」と思った方も多いのではないでしょうか。
それは土壌の酸度が原因かもしれません。一般的に栽培に適した土壌酸度は弱酸性~中性といわれていますが、植物の種類によって、その適正値には違いがあり、土壌の酸性とアルカリ性のバランスがくずれると、病気が発生しやすくなります。
たとえば、8月下旬~9月は「秋ジャガイモ」の植えつけシーズンです。ジャガイモを収穫したら、表面にでこぼこの斑点ができていることがあります。そんなときは「そうか病」の疑いがあります。
「そうか病」は放線菌による土壌病害の1種で、ニンジンやダイコン、ゴボウなどの根菜類にも病状が現れます。発病によって収量が減ることはありませんが、重症化すると、でん粉含量が健全なイモに比べて著しく低下し、でん粉の品質に悪影響をおよぼして食味が悪くなります。ジャガイモの発病を予防するには「石原フロンサイド粉剤」を植えつけ前に土壌混和します。
この「そうか病」はジャガイモの連作、土壌の乾燥などのほか、石灰をまきすぎて土壌酸度がアルカリ性に傾くことでも発生しやすくなります。
また、アブラナ科の植物に発生する根こぶ病、ネギの白絹病などは、酸性土壌で発生しやすくなるので、石灰をしっかりまいて酸度を調整する必要があります。そんな気になる土壌酸度を手軽に測定できる試薬が「アースチェック液」です。作物が元気に育たないと思ったら、「アースチェック液」で土壌の健康チェックをして、植物の好む酸度に合った土で育ててみましょう。

■チャドクガ
毒毛に気をつけよう!

厳しい残暑が続き、半袖で出歩くことの多いこの時期、気をつけたいのがチャドクガ(茶毒蛾)です。名前の通り、茶の葉を食害するチョウ目の虫で、毒毛が生えた「ガ」の幼虫、つまり毛虫です。
春と秋、年2回発生し、ツバキやサザンカの生垣などでよく見られます。幼虫の間は群棲して、大きくなるにしたがい分散します。群棲している時に葉ごと剪定して取り除きましょう。毒毛は幼虫だけでなく成虫にもあり、産卵した卵にも毒毛が付着するので、成虫、幼虫、卵に触れるとかぶれます。毒毛は抜け落ちやすいので、チャドクガの生息地に近づいただけでも飛散した毒毛に触れ、気づかない間にかぶれてしまう場合もあります。
剪定の際は、長袖の作業服でゴム手袋を着用して行います。チャドクガに近づく作業を避けるには「ベニカJスプレー」のような庭木用で、散布液が遠くまで飛ぶタイプのスプレー剤を散布するとよいでしょう。万が一刺されてしまった場合は、患部をかかないようにし、すぐに皮膚科を受診してください。

■病気の予防に、土の殺菌・消毒を忘れずに!

これから秋冬の草花や野菜の植えつけ作業が始まります。植えつけの際には土壌の殺菌・消毒を忘れずに施しましょう。たとえば、ダイコン、ハクサイ、キャベツなどのアブラナ科だけで見られる「根こぶ病」は、根にコブができ、根を抜いてみて初めて気がつく病気です。
土中に存在する病原菌が根に感染し、発症するとコブに栄養を取られ、キャベツでは葉が巻かなくなるなどの生育不良の原因となります。連作障害の一種でもあり、毎年アブラナ科の野菜を育てている畑や、土壌が酸性になっている場合に発病しやすくなります。
対策は、アブラナ科以外の野菜をローテーションで植えるほか、植えつけや種まきのときに、石灰をまいて土壌酸度を中和しておくことをおすすめします。
前月も紹介した、土壌酸度を手軽に測定できる試薬「アースチェック液」で土壌の健康状態をチェックしてみましょう。「石原フロンサイド粉剤」(土壌殺菌剤)であらかじめ土を消毒しておくと、根こぶ病のほか、チューリップの葉腐病やユリの茎腐病など、広範囲の病害に予防効果があります。手軽に使える資材を活用して病気を予防すれば、園芸作業もますます楽しくなりますね。

■軟腐(なんぷ)病
シクラメンやハクサイはバクテリアに注意!

秋の長雨や台風の影響で葉が傷ついてしまうと、植物の生育不良につながります。さらに傷口から病原菌が侵入することがあり、病気の発生が助長される原因にもなります。
この時期にシクラメンやハクサイに発生しやすい「軟腐病」があります。軟腐病は風雨などでこすれて葉についた傷や、害虫にかじられた傷などから主に雨水などによって、細菌(バクテリア)が運ばれて感染します。その名のとおり、葉が柔らかく腐ってしまう病気です。
植物の病気の大半が「カビ」が原因であるのに対し、軟腐病の原因は「細菌」です。細菌性の病気は、茎を切ると汁液が白く濁って見えるのが特徴です。原因は、感染した軟腐病菌が植物の中で繁殖したためです。養水分の通り道をふさぐため、地上部はしおれ、地際も腐ってきます。
また細菌性の病気の特徴として、腐敗した部分が悪臭を放ちます。冷蔵庫に入れておいたハクサイやキャベツの切り口がヌルヌルして、悪臭を放つ場合があります。これも軟腐病菌が原因です。
シクラメンの軟腐病対策は、球根や葉を傷つけないようにし、排水をよくします。予防は発病前からストレプトマイシン、有機銅水和剤などを散布します。病気にかかった株は取り除き、病気が発生した土は使用しないでください。ハクサイの軟腐病対策には「ヤシマストマイ液剤20」の散布が有効です。

■アオムシ、ヨトウムシ、コナガ
緑色のチョウ目(もく)イモムシ3兄弟

名前は「根切り虫」ですが、根ではなく、地際の茎をかじります。夜行性で、昼間は土の浅い部分に潜り込んで隠れています。夜になるとはい出てきて、定植したばかりの幼苗の茎をかじって切断し、また土の中に戻ってしまうので発見の難しい害虫です。翌朝見ると、植えたばかりの苗がバタバタと倒れている様子が、根がかじられて苗がしおれたように見えることからこの名が付いたと考えられます。幼苗の茎だけをかじるので、ある程度苗が育ってしまえば心配ありませんが、茎が切断されると、苗自体が駄目になります。 特に秋口に植えつけるキャベツやブロッコリーなどの、アブラナ科の野菜が被害にあうことが多く、パンジーやビオラなど定植したばかりの苗も被害にあうことがあるので注意が必要です。 前述のとおり、夜行性で昼間は隠れているので日中の退治は難しく、「ネキリベイト」など「誘引殺虫剤」と呼ばれる、エサに殺虫成分を練り込んだものを使い、夜の間に誘い出して食べさせて退治します。

■ネキリムシ
かじっているのは「根」ではないネキリムシ

名前は「根切り虫」ですが、根ではなく、地際の茎をかじります。夜行性で、昼間は土の浅い部分に潜り込んで隠れています。夜になるとはい出てきて、定植したばかりの幼苗の茎をかじって切断し、また土の中に戻ってしまうので発見の難しい害虫です。翌朝見ると、植えたばかりの苗がバタバタと倒れている様子が、根がかじられて苗がしおれたように見えることからこの名が付いたと考えられます。幼苗の茎だけをかじるので、ある程度苗が育ってしまえば心配ありませんが、茎が切断されると、苗自体が駄目になります。
特に秋口に植えつけるキャベツやブロッコリーなどの、アブラナ科の野菜が被害にあうことが多く、パンジーやビオラなど定植したばかりの苗も被害にあうことがあるので注意が必要です。前述のとおり、夜行性で昼間は隠れているので日中の退治は難しく、「ネキリベイト」など「誘引殺虫剤」と呼ばれる、エサに殺虫成分を練り込んだものを使い、夜の間に誘い出して食べさせて退治します。

■生理障害について―
冷害、干害、風害、塩害、植物に元気がないのは生理障害かも?

植物の生育に悪影響をおよぼすのは病気や害虫だけではありません。肥料に含まれる大量要素(チッ素・リン酸・カリ)、中量要素(カルシウム・マグネシウム・硫黄)、微量要素(鉄・マンガン・ホウ素など)肥料要素の過不足により起こる障害も生理障害の1つです。たとえば、植物の生育に欠かせない肥料成分の1つであるカルシウムが足りないと、トマトでは果実の先端が腐ってしまう「尻腐れ症」が発生します。コンクリートブロックで囲まれた花壇に植えられたバラや、街路樹のツツジでは土壌pHがアルカリに傾くことで鉄分の吸収が阻害され新葉が黄色くなっているのを見かけることもあります。
冷害、干害、風害、塩害、雨風なども極端な場合は植物の生育に悪影響をおよぼすことがあり、それらによる症状もまとめて生理障害と呼ぶ場合があります。たとえば、梅雨が長引き日照不足が続くと植物は光合成が十分に行なえず、生育不良となります。台風による物理的な影響で葉がちぎれ、風で葉が擦れて傷んでしまう場合も同様です。特に台風の場合、海に近い場所では海水による塩害で葉がひと晩で枯れてしまうこともあります。さて、そんな生理障害の発生を予防する方法の1つとして、土壌phのバランスを整えることが挙げられます。きちんと栽培管理ができているはずなのに、なぜか成長が思わしくないときは、土壌pHを測定する試薬、「アースチェック液」で土壌の健康チェックをしてみてはいかがでしょうか。
「アースチェック液」については、本年8月でも紹介しています。詳しくは、下の「過去の作業ワンポイントはこちら」の2020年8月をご覧ください。

■カイガラムシ
落葉したバラの枝に白い粒々がついているのは…

バラの葉が落ちる頃は、冬剪定をする時期でもあります。剪定作業をするとき、枝や幹をよく見ると、白い粒々状のものがついていることがあります。バラシロカイガラムシというカイガラムシの一種です。見かけたら使い古しのハブラシなどで削り取り、落ちたカイガラムシを取り除き、必ず処分しましょう。カイガラムシは落ちたままにしておくと、殻の中に卵が残っている場合、ふ化して、ふたたび幹を登って付着することがあるからです。発生が少ない場合は削り取るだけでも十分対応できます。ただし発生が広範囲にわたっている場合は、カイガラムシ専用の殺虫剤「カイガラムシエアゾール」を枝や幹全体に散布して退治するのが便利です。カイガラムシを残したままにしておくと植物の栄養が吸い取られ株が弱ってしまうので、見かけたら早めの対策をしましょう。

■白さび病
アブラナ科野菜は白さび病に要注意!

冬の食卓をいろどる、鍋ものやおでんの具材として人気の冬野菜といえば、ダイコンやハクサイなどのアブラナ科野菜です。この時期、秋植えのアブラナ科野菜は「白さび病」という病気が出ることがあります。この病気は、キク科のキクなどにも発生しますが、このアブラナ科野菜の「白さび病」とは病原菌の種類が異なります。一般的には「白さび病」になると葉に白い塊が葉につきます。特に大根では、この白さび病が原因で、根に輪っか状のシミが出来る「ワッカ症」と呼ばれる症状も出ます。アブラナ科野菜の「白さび病」は低温多湿、降雨が多い年に発生しやすいのが特徴です。ダイコンやハクサイ、キクの「白さび病」予防にはSTダコニール1000の散布がおすすめです。

■コナカイガラムシ
室内でも要注意!

最近は、室内園芸で楽しめる観葉植物が人気です。室内で育てられる植物はおもに、多肉植物や観葉植物など葉を楽しむものが多いですが、セントポーリアやカランコエなど花を楽しめるものもいくつかあります。屋外では害虫が付きやすいですが、室内では害虫防除の手間が少なく、また全般的に水やりも少なめで済むので初心者の方にはオススメです。
そんな室内園芸で注意が必要な数少ない害虫に「コナカイガラムシ」がいます。名前のとおり白い粉が葉に付着しているように見え、主に樹液を吸います。「コナカイガラムシ」が増えると排泄物で、葉がべたべたしてきます。もともとは南米原産の害虫ですが、輸入作物などに付いてきたものが日本でも広く生息しています。
観葉植物の場合、ウェットティッシュで簡単に拭き取れるので、見つけたらこまめに拭き取るようにしてください。「コナカイガラムシ」の数が増えたときは、カイガラムシエアゾールなどの専門薬で退治しましょう。

■すす病
葉っぱがすすで覆われる!?

上記のコナカイガラムシをはじめ、アブラムシなど植物の汁液を吸う害虫は、汁液に含まれるアミノ酸などの栄養を取り込んだ残りを液状の排泄物として排泄します。この排泄物には濃縮された糖が含まれ、俗に「甘露」とも呼ばれています。この甘露を狙ってアリが寄ってくることもあります。
さらに葉や枝に付着するとべたべたしたり、美観を損ねたりするだけでなく、この排泄物に真っ黒いカビが生えてくることもあります。この甘露にカビが生えた状態を「すす病」と言います。
症状として「病」という字が使われるので、殺菌剤での消毒方法を尋ねられることが多いですが、前述のとおり、植物に寄生した病原菌由来ではなく、害虫の排泄物に生えたカビなので、水洗いやウェットティッシュで排泄物ごとこすり落としましょう。
すす病は害虫の排泄物によって起こる二次被害で、アブラムシやカイガラムシをしっかり防除することで解決できます。

■室内の観葉植物につくハダニ、コナカイガラムシ

寒いこの時期、多くの植物は休眠し、害虫も卵、幼虫、サナギなどの状態で寒さを乗り越えます。ただし、室内や温室で管理している植物は生育中なので、害虫も活動をしています。
室内で意外と目立つのはハダニの被害です。ハダニは高温乾燥を好むので、冬、暖房の効いた乾燥しやすい室内は、ハダニにとって好環境です。観葉植物、ランなどにハダニが繁殖しやすくなります。
また多肉植物にはコナカイガラムシの被害が目立ちます。コナカイガラムシはベタベタした白い粉状のものを身にまとった、ワラジ状の小さな虫で、ある程度歩き回ることもできます。ハダニ、コナカイガラムシは葉の汁を吸う害虫なので見かけたら早めに退治しましょう。
ハダニは湿気を嫌うので、時々葉水をして葉に湿気を与えるのも、効果的な予防法です。退治にはハダニの専門薬(バロックフロアブルダニ太郎など)がおすすめです。観葉植物、ラン、多肉植物などに付くコナカイガラムシには、カイガラムシ専用の殺虫剤「カイガラムシエアゾール」をスプレーして退治しましょう。

■庭の庭木は「こうやく病」の手当てを!

「こう薬」とは、薬を布などに塗って、患部に貼る、いわゆる湿布のことです。ウメやサクラの枝で、この「こう薬」を貼ったように見える症状が「こうやく病」です。若木では少ないですが、古木になると枝の表面に灰白色または褐色の菌のかたまりが付着することがあります。
この菌のかたまりは枝に寄生して植物の栄養を吸い取るのではなく、枝に付着したカイガラムシの排せつ物などを栄養にして繁殖しています。名前は「こうやく病」ですが、植物の病気ではなく、カイガラムシのフンにカビが生えた、枝に汚れが付いている様な状態を「こうやく病」と呼びます。これを取り除く方法は殺菌剤の散布ではなく、削り取ります。削り取った跡に雑菌が侵入するのを防ぐために殺菌剤「トップジンMペースト」を塗っておきましょう。こうやく病の発生予防は、とにかくカイガラムシをきちんと防除することなので、気になったら庭木のカイガラムシ防除に手軽な「カイガラムシエアゾール」を枝にしっかり散布しましょう。

■そうか病
ジャガイモの植えつけ時に対処

3月は春ジャガイモの植えつけが始まります。連作、土壌の乾燥、土壌酸度がアルカリ性に傾くことで「そうか病」が起こりやすいので、土の殺菌・消毒や土壌酸度チェックなど春ジャガイモの植えつけ前に「そうか病」の対策をしておきましょう。
「うどんこ病」や「黒星病(くろぼしびょう)」など、植物の病名は見た目の症状から名付けられているものが多く、「そうか病」もその1つです。そうか病の「そう」は水疱瘡の「瘡」からきていて、見た目が表皮にぶつぶつと小さなくぼみが残る状態を起こす症状です。ジャガイモのイモにあらわれる「そうか病」だけでなく、ミカンの実や葉にあらわれる「そうか病」もありますが、それぞれ別の病原菌です。ジャガイモの「そうか病」は放線菌、ミカンの「そうか病」は糸状菌が原因で、症状名は同じなのですが、原因菌は別です。対処薬剤はそれぞれ、ジャガイモの「そうか病」には「石原フロンサイド粉剤」、ミカンの「そうか病」には「サンボルドー」がおすすめです。
※ジャガイモの「そうか病」については、2020年8月のアーカイブを参照してください。

■黒星病
バラの黒星病には萌芽前処理が大切

バラの病気でやっかいなのが、「黒星病」です。「黒星病」は主に雨水などで伝わり、梅雨時や長雨の時期に葉に症状が現れます。対策は、この時期にしっかり消毒することはもちろん必要ですが、病原菌自体は春先の新芽がほころぶころ、つまり萌芽期には、すでに新芽に感染し始めています。
病気が出てから治療するのではなく、病気が出る前に予防するのが最も有効です。バラの「黒星病」で適用のある殺菌剤「GFベンレート水和剤」を株全体に散布して消毒すると初夏の病気の発生をぐんと減らすのに効果的です。

  • ■展着剤って何?

    マサキやアベリアの生け垣や庭など、広範囲の薬剤散布には、水で薄めて使う殺虫剤や殺菌剤が経済的です。
    水で薄めて使う殺虫剤や殺菌剤には、必ず展着剤を加えて使いましょう。
    展着剤には、次のような働きがあります。

    (1) 葉に薬剤を付着させる
    たとえば、ツバキのようにツルツルした葉に水をかけると、水ははじかれ、そのまま葉先から流れ落ちます。それは薬剤でも同じです。薬剤散布のときは散布液に展着剤を加えておくと、葉の表面に薬剤を付着させやすくなります。

    (2) 水と薬剤を混ざりやすくする
    水和剤は水に溶けないため、よくかき混ぜたつもりでも薬剤が水の中で均一になっていない場合があります。さらに、希釈液をしばらく放置しておくと粒子が沈殿してしまいます。展着剤を加えることで薬剤の粒子が水の中で均一に分散し、また沈殿も起こりにくくなります。
    展着剤の使用量は、例えば「ダイン」の場合は、散布液1ℓ当り0.1~0.3mℓで、5~6滴程度です。

    ■水で薄める薬剤の希釈液の作り方

    薬剤にはスプレー剤やエアゾール剤など、そのまま使用できる薬剤もありますが、ベニカ水溶剤などの水溶剤、乳剤、水和剤といった薬剤は水で薄めて希釈液を作る必要があります。
    調剤容器等に汚れやごみがついていると、散布器具の詰まりや故障につながるため、清潔なものを使用してください。希釈液の正しい薄め方の手順は、以下の通りです。

    (1) 希釈する水を用意します。水で薄めた散布液は取り置き保存ができないので、散布する分だけ量って用意し、使いきるようにします。
    (2) 薬剤を混ぜる前に、まずは展着剤を水に入れよく混ぜておきます。
    (3) 次に薬剤を混ぜますが、それぞれの薬剤によって希釈する倍率が異なるため、商品ラベルに記載されている適正な倍率を確かめてから、適量を水に入れてかくはん棒(割り箸でも可)でよく混ぜます。たとえば、希釈倍率が1000倍の場合は、水1ℓに対し1mℓが適量です。
    (4) よく混ぜた希釈液を噴霧器やスプレーボトルなどに移したら完成です。
    もし、殺虫剤と殺菌剤など2種類以上の薬剤を混ぜて使いたい場合は、「液剤」「乳剤」「水溶剤」などの水に混ざりやすい薬剤を先に加え、「水和剤」「フロアブル剤」など水に混ざりにくい薬剤を後から加えてください。
    剤型の区分は、スミチオン乳剤、ベンレート水和剤など商品名や農薬登録番号付近に剤型表記が記載されています(例:STダコニール1000〈TPN水和剤〉)。作った散布液は植物全体に葉裏まで含めてまんべんなく散布ムラの無いようしっかりと散布してください。

    水で希釈して使う原液タイプの薬剤は種類も多く、庭や生け垣など広範囲の散布におすすめです。

    詳しくは総合ガイドブックをご覧ください

  • ■ハダニ
    暖房の効いた室内では観葉植物でハダニが増殖

    ハダニは昆虫ではなく、クモに近い仲間で、よく見かけるカンザワハダニやナミハダニなどいずれも成虫で体長が0.5mm程と非常に小さく、おもに植物の葉裏に寄生して吸汁します。数が少ないうちは見つけにくいですが、数が多くなってくると吸われた部分の葉緑素が抜けて、葉の表面に針先でつついたような白い小斑点が生じます。この時点でようやく被害に気がつくことが多いです。
    被害が進行するにつれて白くカスリ状になって葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。庭木などでは枯れることはありませんが生育が悪くなり、やがてクモの巣状の糸でおおわれてしまいます。
    高温乾燥を好むハダニは、屋外では梅雨明けから9月ごろにかけての夏場に繁殖が旺盛で、植物の被害も増えます。室内で観葉植物を育てている場合は、暖房が効いて暖かく乾燥している冬場にも増殖します。
    水に弱いので、ときどき霧吹きで葉水をすると寄生数を減らすことができますが、室内や雨の当たらない軒下などの植物は被害の進行が速く、特に注意が必要です。薬剤を使用して退治する場合は、ハダニの専門薬「バロックフロアブル」がおすすめです。応急処置的に使用する場合は「ベニカXファインスプレー」もおすすめです。

    ■灰色かび病
    低温で湿度が高いと発生しやすい灰色かび病

    灰色かび病は文字通り、灰色のかびでおおわれる病気です。花弁に水滴がにじんだような跡がつき、白い花では赤い斑点、色のついた花では白い斑点が多数生じます。病気が進行すると花が褐色に変色して腐り出し、やがて灰色のかびにおおわれます。また、灰色かび病は寄生範囲が広く、ほとんどの植物で発生します。植物が生きていても枯れていても増殖することのできる、とてもやっかいな病気です。
    低温多湿の状態で発生しやすくなります。屋外では、春先から梅雨、秋口から冬の初めごろの、気温がやや低く雨が多く湿度の高い、日照が不足しがちな時期に多く発生します。室内の場合は、冬にあまり日の当たらない部屋や玄関などで育てていると低温多湿になりやすく、シクラメンやプリムラなど冬に咲く植物で多く発生します。
    発生を防ぐには、水のやり過ぎに注意し、できるだけ風通しを良くします。病原菌は害虫の食害痕やしおれた花弁のほか、チッ素過多により軟弱に育った植物組織などから侵入します。咲き終わった花をこまめに摘み取り、肥培管理を適切にすることでも予防できます。薬剤を使用する場合は「ベニカXファインスプレー」がおすすめです。

  • ■コナガ
    アブラナ科の野菜が狙われる!葉裏を削るようにかじるコナガ

    キャベツなどのアブラナ科野菜の表皮が透けたように見えたら、それはコナガという蛾の幼虫の仕業かもしれません。カーネーションやストックなど草花も被害に遭うことがあります。
    コナガの幼虫は体長1㎝未満のイモムシで、色は少し透き通ったような緑色をしています。アブラナ科野菜の葉裏に潜んでおり、葉裏から円形または不規則な形に葉肉だけを食害し、葉表の表皮を残すので、葉が透けて見えます。多発すると、葉全体が白っぽくなり、株の生育が衰えます。キャベツで発生が多くなると結球内部にも食入してきて被害が大きくなります。発生は春と秋に増えますが、気温が上がり、暖かいと3月からでも発生します。
    防除は早期発見、早期退治が基本です。葉の裏表をよく観察して、幼虫を箸で取り除くなどします。畑であれば、ウネに寒冷紗をかけて産卵を防ぐのが有効です。薬剤で退治する場合は、コナガは葉裏にいて直接薬剤がかかりにくいので、根から吸収して植物全体に薬効が行きわたる(浸透移行性)タイプの殺虫剤「オルトラン粒剤」がおすすめです。

    ■菌核病
    春先の比較的低温で雨が続くようなときに多発する菌核病

    菌核病はキャベツで発生しやすい病気の1つで、主に茎に発生し、フリージアやストックなど草花にも症状が見られます。茎の枝分かれしている部分から発生することが多く、水浸状の病斑が拡大して茎を取り巻くようになると、病斑部から上の茎葉はしおれて枯れてしまいます。さらに症状が進むと、病斑部は褐色から黒色に変色し、やがて白い綿状のカビに覆われ、最後は黒いネズミの糞状の菌核が形成されます。キュウリやナスでは果実にも発生します。またイチゴやミカンの果実では、がくの付近に発生することが多く、茎の場合と同様の症状になります。
    3~5月と9~11月、気温が20度を下回る季節や雨が続くような比較的低温で多湿のときに多く発生します。病原菌は、地面に落ちた菌核で越年します。たとえばキャベツの菌核病の場合は、土壌中での寿命は2~3年と言われます。菌核は土の中で長期間生きるので、発生した場所では連作を行わないようにします。また、天地返しをして土中深くに病原菌を埋めるのも有効です。
    薬剤を使用する場合は、キャベツの場合、土に混ぜ込むだけで病気を予防する「フロンサイド粉剤」や直接キャベツの葉に散布する「ベニカXネクストスプレー」、ストックの菌核病には「家庭園芸用トップジンMゾル」がおすすめです。

  • ■コガネムシ幼虫
    バラ、庭木、草花、野菜などの根をかじるコガネムシ幼虫

    コガネムシは成虫、幼虫ともに植物をかじる害虫です。成虫はおもに果樹などの落葉広葉樹の葉を葉脈だけ残して網目状に食害したり、バラの花びらを食べつくしたりします。一方で、この時期に発生する幼虫は土の中にいて、植物の根を食害します。根を食害されると養分の吸収ができなくなって生育が悪くなり、小さな苗はすぐに枯死してしまいます。大発生すると、苗だけでなく樹木でも枯れてしまうことがあります。土の中に潜んでいて発見することが難しく、植物が大きなダメージを受けてからようやく被害にあったことに気付くので非常にやっかいです。
    幼虫は2~3cm程度で、頭部が黒や茶系で体色は乳白色、U字形の状態で土中に生息します。暖かい時期は比較的地表面近くで活動していますが、寒くなるにつれ地中深くもぐるようになります。畑を耕したり、鉢土を取り除いたりした時などに発見しやすく、幼虫を見つけた場合はすぐに取り除きます。あとで退治しようとして土の上に集めておくと、あっという間に逃げて土の中に隠れてしまいます。
    防除薬剤としては、バラやベゴニアには「オルトランDX粒剤」を株元の周りにまくのがおすすめです。野菜苗は植えつけ前や植えつけ時に「サンケイダイアジノン粒剤3」を土に混ぜておきます。被害にあってからでは植物がダメージを受けるため、予防的にまいておくことがポイントです。

    ■ごま色斑点病
    カナメモチの葉に斑点。その後、ぱらぱらと落葉していく

    ごま色斑点病は、生垣などで使われるカナメモチの葉によく発生する病気です。はじめに葉に小さな斑点が多数生じ、やがて病斑の周辺がぼやけた紫から赤色になります。かなり目立つ病斑なので発病すればすぐにわかります。そのまま放っておくと症状が進行し、激しく落葉して葉が無くなることもあります。また、雨水などにより伝染するので梅雨の時期など、雨が多くなると被害も広がりやすくなります。
    一度多発すると、毎年繰り返し発生するため、早めに発病葉を見つけて処分することが大切です。落ち葉は、株元に放置すると翌年の発生源になるので取り除きます。病原菌は冬期には若枝などで越冬するので、休眠期に病枝を剪定除去することも重要です。薬剤散布は「GFベンレート水和剤」がおすすめです。

  • ■アブラムシ
    ウイルス病、すす病、アリが寄ってくるのも全部アブラムシのせい?!

    アブラムシはセミの仲間で、花壇のパンジーやペチュニア、畑ではソラマメや菜の花、キュウリなど、果樹ではウメやミカン、花木ではバラなど、様々な植物の汁を吸う害虫です。繁殖力がおう盛で、「単為生殖」するため、メスが1匹いればどんどん増えます。しかも「卵胎生」といって、卵はおなかの中でふ化させて、幼虫を産みます。増えすぎると今度は翅の生えた幼虫が生まれ、新しいエサを求めて飛んで移動します。
    二次被害も引き起こします。吸汁の際にウイルス病を媒介したり、排泄物が葉に付着し、そこにカビが生えて真っ黒なすすに覆われたようになる「すす病」を誘発したり、また高濃度の糖分が含まれている排泄物に(なめると甘いです。別名「甘露」とも呼ばれます)、アリがなめに寄ってきたりします。
    アブラムシは単に植物の汁を吸う害虫だけでなく、このような二次被害も引き起こすのです。
    アブラムシは黄色が好きです。実際、アブラムシがつきやすい植物には黄色い花が咲くものが多く、この性質を利用して、黄色い粘着テープなどを畑の隅につけておくと、テープにアブラムシが付着するので、発生をいち早く察知することができます。防除には、土にまくだけでアブラムシの予防効果が約1カ月続く「ベニカXガード粒剤」がおすすめです。

    ■うどんこ病
    うどんこ病は1つじゃない?!

    うどんの粉をまぶしたように葉が白いカビに覆われている様子から、「うどんこ病」と呼ばれる植物の病気です。植物の病名は見た目で名づけられているものが多いですが、実は、うどんこ病は一種類ではなく、多くの種類があります。植物によって菌の種類が異なり、たとえば、バラの花首が真っ白になるうどんこ病はバラにしか発生しません。一方、キュウリの葉に広がるうどんこ病はカボチャにも発生しますが同じウリ科のスイカには伝染しません。
    うどんこ病の原因菌はカビ(糸状菌)なので、ある程度の温度と、菌糸を伸ばして繁殖するための水分が必要ですが、増えるときには風で胞子を飛ばすので、比較的乾燥した時期に発生しやすくなります。このため、日中はカラっと晴れて暖かく、夜は気温が下がり夜露で葉が濡れるような初夏や秋口がうどんこ病の発病適期です。防除には「ベニカXネクストスプレー」がおすすめです。

  • ■ナメクジ
    梅雨といえばナメクジ。その対処法は?

    園芸で梅雨といえばナメクジの被害が増える時期です。ナメクジは殻を持たない陸生の貝の仲間で、夜行性でジメジメしたところを好むので、昼間は植木鉢やプランターの下でじっとしており、雨降りの日や夜にはい出て、葉っぱや花びらをモリモリ食べます。ナメクジのはったあとはテカテカとした跡が残るので、犯人は一目瞭然です。
    「ナメクジ退治には塩をまくとよい」といわれることがありますが、植物に塩がかかるとしおれてしまうので、一般的にナメクジ退治には使わない方が無難です。
    ナメクジは雑食性でさまざまな植物をかじりますが、比較的やわらかい植物を好みます。葉や花弁がやわらかい草花、キャベツ、レタス、ハクサイ、イチゴの果実などが狙われやすいです。これらの植物をナメクジ被害から守るには、おびき寄せ、食べさせて退治する誘引殺虫剤の「ナメナイト」がおすすめです。

    ■追肥
    夏野菜の追肥の季節です。

    梅雨は気温が上昇し、雨量も多くなり、春に植えつけたトマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜がグングン育ち始める時期です。植物が大きくなるに従って「栄養=肥料」もたくさん必要になってきます。肥料やりの種類には植えつけ時、初期の生育を促すための「元肥」と、植物がドンドン大きくなって元肥だけでは足りない肥料分を補うための「追肥」があります。花芽がちらほらとつき始め、一番花が開花したころを目安にシーズン最初の「追肥」をするとよいでしょう。
    一般に肥料を形状で大きく分けると、固形の粒状肥料と液状の液体肥料があります。プランターなどには、元肥には粒状肥料を土に混ぜ込んで使い、追肥には液体肥料を水に溶かしてジョウロでまく使い方もありますが、面積の広い畑や花壇などで液体肥料をジョウロで追肥するのは大変です。そんなときは、元肥にも追肥にも使える「マイガーデン粒状肥料」がおすすめです。ばらまくだけですぐ効いて効果も約1年間と長く続きます。

  • ■タバコガ
    果実に穴をあけるイモムシ

    梅雨明けと同時に、本格的な夏到来! 家庭菜園では夏野菜の収穫が始まります。春に定植したトマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、シシトウなど、夏野菜の果実が育ち、そろそろ収穫しようとしたら果実に穴があいていたり、中にイモムシがいたり。そんな悲しい経験をした方も多いのでは?
    果菜類において、果実の中に潜り込んで食害するイモムシはタバコガの仲間です。特に被害が大きいのはオオタバコガと呼ばれる種類で、夏野菜以外にもイチゴ、バラ、カーネーションなどさまざまな植物の果実や蕾、ときには茎の中までも食害して穴をあけます。気がついたときには果実の中に入り込み、野菜や花を台無しにしてしまうので厄介な害虫です。そうなる前に、発生前の予防が大切。そこでおすすめは「STゼンターリ顆粒水和剤」。イモムシ専用の殺虫剤で、天然成分を使用し、環境への影響も少なく、有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能です。自然界にいる天然微生物(B.t.菌)がつくる有効成分がアオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなど、チョウ目害虫に効果を表します。

    ■乾燥対策
    乾きやすい培養土の乾燥対策

    梅雨が明けると一転、暑い日が続く夏がやってきます。人が暑さで「夏バテ」するように、植物もこの時期「夏バテ」することがあります。植物体の90%は水分なので、高温乾燥になりやすいこの時期は、水不足でしおれてしまうことがあります。もちろん、すぐに水をあげれば回復しますが、しおれ過ぎてしまい、回復できるギリギリの状態を超えてしまうと、回復できなくなってしまいます。
    また鉢植えでは極端な乾燥と湿潤を繰り返すと土が固くなり、ひび割れができ、水の通り道、いわゆる「水みち」ができてしまいます。しっかりと水やりをしたつもりでも、「水みち」から水が抜けて、鉢土に十分行き渡らなくなることもあります。
    水みち対策にはモイスト成分の働きで使うたびに水の浸透性を改善し、用土の保水性を高める機能性をプラスした液体肥料「マイガーデン液体肥料」がおすすめです。

  • ■カメムシ
    草花や果実、野菜を加害する

    この時期、窓を開けていると、よく、カメムシが家の中に飛び込んできます。家屋への浸入は網戸などで防げますが、さまざまな植物を吸汁するカメムシは薬剤での退治が有効です。この時期よく目にするのはエダマメにつく緑色の「アオクサカメムシ」、ピーマンにつく幼虫は白っぽく、成虫になると茶色くなる「ホオズキカメムシ」、ウメやミカンにつく茶色い「クサギカメムシ」などです。いずれも野菜や果樹の実の汁を吸って生育に悪影響を与えるだけでなく、刺激するとカメムシ特有の臭いニオイを出すので、見かけたら早めに退治するのが基本です。
    薬剤を選ぶときのポイントは対象作物の記載があること。きちんと確認して正しく散布しましょう。エダマメ、ピーマン、ウメ、ミカン、ナス、キュウリ、カンキツにつくカメムシ退治には「ベニカ水溶剤」がおすすめです。

    ■土壌酸度を測っていますか?
    秋植え野菜や草花の植えつけ前には土壌の健康チェックを!

    水やりも肥料もきちんと管理したのに、「なぜかうまく育たない」と思った方も多いのではないでしょうか。
    それは土壌の酸度が原因かもしれません。一般的に栽培に適した土壌酸度は弱酸性~中性といわれていますが、植物の種類によって、その適正値には違いがあり、土壌の酸性とアルカリ性のバランスがくずれると、病気が発生しやすくなります。
    たとえば、8月下旬~9月は「秋ジャガイモ」の植えつけシーズンです。ジャガイモを収穫したら、表面にでこぼこの斑点ができていることがあります。そんなときは「そうか病」の疑いがあります。
    「そうか病」は放線菌による土壌病害の1種で、ニンジンやダイコン、ゴボウなどの根菜類にも病状が現れます。発病によって収量が減ることはありませんが、重症化すると、でん粉含量が健全なイモに比べて著しく低下し、でん粉の品質に悪影響をおよぼして食味が悪くなります。ジャガイモの発病を予防するには「石原フロンサイド粉剤」を植えつけ前に土壌混和します。
    この「そうか病」はジャガイモの連作、土壌の乾燥などのほか、石灰をまきすぎて土壌酸度がアルカリ性に傾くことでも発生しやすくなります。
    また、アブラナ科の植物に発生する根こぶ病、ネギの白絹病などは、酸性土壌で発生しやすくなるので、石灰をしっかりまいて酸度を調整する必要があります。そんな気になる土壌酸度を手軽に測定できる試薬が「アースチェック液」です。作物が元気に育たないと思ったら、「アースチェック液」で土壌の健康チェックをして、植物の好む酸度に合った土で育ててみましょう。

  • ■チャドクガ
    毒毛に気をつけよう!

    厳しい残暑が続き、半袖で出歩くことの多いこの時期、気をつけたいのがチャドクガ(茶毒蛾)です。名前の通り、茶の葉を食害するチョウ目の虫で、毒毛が生えた「ガ」の幼虫、つまり毛虫です。
    春と秋、年2回発生し、ツバキやサザンカの生垣などでよく見られます。幼虫の間は群棲して、大きくなるにしたがい分散します。群棲している時に葉ごと剪定して取り除きましょう。毒毛は幼虫だけでなく成虫にもあり、産卵した卵にも毒毛が付着するので、成虫、幼虫、卵に触れるとかぶれます。毒毛は抜け落ちやすいので、チャドクガの生息地に近づいただけでも飛散した毒毛に触れ、気づかない間にかぶれてしまう場合もあります。
    剪定の際は、長袖の作業服でゴム手袋を着用して行います。チャドクガに近づく作業を避けるには「ベニカJスプレー」のような庭木用で、散布液が遠くまで飛ぶタイプのスプレー剤を散布するとよいでしょう。万が一刺されてしまった場合は、患部をかかないようにし、すぐに皮膚科を受診してください。

    ■病気の予防に、土の殺菌・消毒を忘れずに!

    これから秋冬の草花や野菜の植えつけ作業が始まります。植えつけの際には土壌の殺菌・消毒を忘れずに施しましょう。たとえば、ダイコン、ハクサイ、キャベツなどのアブラナ科だけで見られる「根こぶ病」は、根にコブができ、根を抜いてみて初めて気がつく病気です。
    土中に存在する病原菌が根に感染し、発症するとコブに栄養を取られ、キャベツでは葉が巻かなくなるなどの生育不良の原因となります。連作障害の一種でもあり、毎年アブラナ科の野菜を育てている畑や、土壌が酸性になっている場合に発病しやすくなります。
    対策は、アブラナ科以外の野菜をローテーションで植えるほか、植えつけや種まきのときに、石灰をまいて土壌酸度を中和しておくことをおすすめします。
    前月も紹介した、土壌酸度を手軽に測定できる試薬「アースチェック液」で土壌の健康状態をチェックしてみましょう。「石原フロンサイド粉剤」(土壌殺菌剤)であらかじめ土を消毒しておくと、根こぶ病のほか、チューリップの葉腐病やユリの茎腐病など、広範囲の病害に予防効果があります。手軽に使える資材を活用して病気を予防すれば、園芸作業もますます楽しくなりますね。

  • ■軟腐(なんぷ)病
    シクラメンやハクサイはバクテリアに注意!

    秋の長雨や台風の影響で葉が傷ついてしまうと、植物の生育不良につながります。さらに傷口から病原菌が侵入することがあり、病気の発生が助長される原因にもなります。
    この時期にシクラメンやハクサイに発生しやすい「軟腐病」があります。軟腐病は風雨などでこすれて葉についた傷や、害虫にかじられた傷などから主に雨水などによって、細菌(バクテリア)が運ばれて感染します。その名のとおり、葉が柔らかく腐ってしまう病気です。
    植物の病気の大半が「カビ」が原因であるのに対し、軟腐病の原因は「細菌」です。細菌性の病気は、茎を切ると汁液が白く濁って見えるのが特徴です。原因は、感染した軟腐病菌が植物の中で繁殖したためです。養水分の通り道をふさぐため、地上部はしおれ、地際も腐ってきます。
    また細菌性の病気の特徴として、腐敗した部分が悪臭を放ちます。冷蔵庫に入れておいたハクサイやキャベツの切り口がヌルヌルして、悪臭を放つ場合があります。これも軟腐病菌が原因です。
    シクラメンの軟腐病対策は、球根や葉を傷つけないようにし、排水をよくします。予防は発病前からストレプトマイシン、有機銅水和剤などを散布します。病気にかかった株は取り除き、病気が発生した土は使用しないでください。ハクサイの軟腐病対策には「ヤシマストマイ液剤20」の散布が有効です。

    ■アオムシ、ヨトウムシ、コナガ
    緑色のチョウ目(もく)イモムシ3兄弟

    暑さも峠を越えて、過ごしやすい気候になってくると、虫の活動も徐々に活発になってきます。キャベツや白菜、ストックなど、アブラナ科野菜や草花の葉をかじるイモムシが見られるようになってきます。イモムシは、アオムシ、コナガ、ヨトウムシが代表的です。
    「アオムシ(青虫)」はモンシロチョウの幼虫です。葉裏に卵を1個ずつ産みつけ、被害が進むと葉脈だけ残し食害することもあります。比較的見つけやすいので、見かけたら割り箸などでつまんで退治しましょう。
    「ヨトウムシ(夜盗虫)」は、葉裏に数十から数百個の卵をかたまりで産みつけます。名前のとおり夜行性で、大きくなってからは特に昼間は土中に隠れるので見つけにくいです。アオムシ同様、被害が進むと葉脈だけ残して食害します。キクの葉も食害されることがあります。比較的小さなイモムシの「コナガ(小菜蛾)」。葉裏の葉脈にそって、点々と卵を産みつけるのが特徴です。アオムシ、ヨトウムシに比べると体のサイズは小さいですが、穴を開けるように食害し、キャベツでは葉をめくっていくと中の方にいることがあります。
    アオムシ、コナガ、ヨトウムシの防除には、チョウ目害虫の専門薬「STゼンターリ顆粒水和剤」がおすすめです。B.t.菌(バチルス チューリンゲンシス菌)という自然界に存在する微生物を利用した殺虫剤で、オーガニック栽培でも使用できます。

  • ■ネキリムシ
    かじっているのは「根」ではないネキリムシ

    名前は「根切り虫」ですが、根ではなく、地際の茎をかじります。夜行性で、昼間は土の浅い部分に潜り込んで隠れています。夜になるとはい出てきて、定植したばかりの幼苗の茎をかじって切断し、また土の中に戻ってしまうので発見の難しい害虫です。翌朝見ると、植えたばかりの苗がバタバタと倒れている様子が、根がかじられて苗がしおれたように見えることからこの名が付いたと考えられます。幼苗の茎だけをかじるので、ある程度苗が育ってしまえば心配ありませんが、茎が切断されると、苗自体が駄目になります。
    特に秋口に植えつけるキャベツやブロッコリーなどの、アブラナ科の野菜が被害にあうことが多く、パンジーやビオラなど定植したばかりの苗も被害にあうことがあるので注意が必要です。前述のとおり、夜行性で昼間は隠れているので日中の退治は難しく、「ネキリベイト」など「誘引殺虫剤」と呼ばれる、エサに殺虫成分を練り込んだものを使い、夜の間に誘い出して食べさせて退治します。

    ■生理障害について―
    冷害、干害、風害、塩害、植物に元気がないのは生理障害かも?

    植物の生育に悪影響をおよぼすのは病気や害虫だけではありません。肥料に含まれる大量要素(チッ素・リン酸・カリ)、中量要素(カルシウム・マグネシウム・硫黄)、微量要素(鉄・マンガン・ホウ素など)肥料要素の過不足により起こる障害も生理障害の1つです。たとえば、植物の生育に欠かせない肥料成分の1つであるカルシウムが足りないと、トマトでは果実の先端が腐ってしまう「尻腐れ症」が発生します。コンクリートブロックで囲まれた花壇に植えられたバラや、街路樹のツツジでは土壌pHがアルカリに傾くことで鉄分の吸収が阻害され新葉が黄色くなっているのを見かけることもあります。
    冷害、干害、風害、塩害、雨風なども極端な場合は植物の生育に悪影響をおよぼすことがあり、それらによる症状もまとめて生理障害と呼ぶ場合があります。たとえば、梅雨が長引き日照不足が続くと植物は光合成が十分に行なえず、生育不良となります。台風による物理的な影響で葉がちぎれ、風で葉が擦れて傷んでしまう場合も同様です。特に台風の場合、海に近い場所では海水による塩害で葉がひと晩で枯れてしまうこともあります。さて、そんな生理障害の発生を予防する方法の1つとして、土壌phのバランスを整えることが挙げられます。きちんと栽培管理ができているはずなのに、なぜか成長が思わしくないときは、土壌pHを測定する試薬、「アースチェック液」で土壌の健康チェックをしてみてはいかがでしょうか。
    「アースチェック液」については、本年8月でも紹介しています。詳しくは、下の「過去の作業ワンポイントはこちら」の2020年8月をご覧ください。

  • ■カイガラムシ
    落葉したバラの枝に白い粒々がついているのは…

    バラの葉が落ちる頃は、冬剪定をする時期でもあります。剪定作業をするとき、枝や幹をよく見ると、白い粒々状のものがついていることがあります。バラシロカイガラムシというカイガラムシの一種です。見かけたら使い古しのハブラシなどで削り取り、落ちたカイガラムシを取り除き、必ず処分しましょう。カイガラムシは落ちたままにしておくと、殻の中に卵が残っている場合、ふ化して、ふたたび幹を登って付着することがあるからです。発生が少ない場合は削り取るだけでも十分対応できます。ただし発生が広範囲にわたっている場合は、カイガラムシ専用の殺虫剤「カイガラムシエアゾール」を枝や幹全体に散布して退治するのが便利です。カイガラムシを残したままにしておくと植物の栄養が吸い取られ株が弱ってしまうので、見かけたら早めの対策をしましょう。

    ■白さび病
    アブラナ科野菜は白さび病に要注意!

    冬の食卓をいろどる、鍋ものやおでんの具材として人気の冬野菜といえば、ダイコンやハクサイなどのアブラナ科野菜です。この時期、秋植えのアブラナ科野菜は「白さび病」という病気が出ることがあります。この病気は、キク科のキクなどにも発生しますが、このアブラナ科野菜の「白さび病」とは病原菌の種類が異なります。一般的には「白さび病」になると葉に白い塊が葉につきます。特に大根では、この白さび病が原因で、根に輪っか状のシミが出来る「ワッカ症」と呼ばれる症状も出ます。アブラナ科野菜の「白さび病」は低温多湿、降雨が多い年に発生しやすいのが特徴です。ダイコンやハクサイ、キクの「白さび病」予防にはSTダコニール1000の散布がおすすめです。

  • ■コナカイガラムシ
    室内でも要注意!

    最近は、室内園芸で楽しめる観葉植物が人気です。室内で育てられる植物はおもに、多肉植物や観葉植物など葉を楽しむものが多いですが、セントポーリアやカランコエなど花を楽しめるものもいくつかあります。屋外では害虫が付きやすいですが、室内では害虫防除の手間が少なく、また全般的に水やりも少なめで済むので初心者の方にはオススメです。
    そんな室内園芸で注意が必要な数少ない害虫に「コナカイガラムシ」がいます。名前のとおり白い粉が葉に付着しているように見え、主に樹液を吸います。「コナカイガラムシ」が増えると排泄物で、葉がべたべたしてきます。もともとは南米原産の害虫ですが、輸入作物などに付いてきたものが日本でも広く生息しています。
    観葉植物の場合、ウェットティッシュで簡単に拭き取れるので、見つけたらこまめに拭き取るようにしてください。「コナカイガラムシ」の数が増えたときは、カイガラムシエアゾールなどの専門薬で退治しましょう。

    ■すす病
    葉っぱがすすで覆われる!?

    上記のコナカイガラムシをはじめ、アブラムシなど植物の汁液を吸う害虫は、汁液に含まれるアミノ酸などの栄養を取り込んだ残りを液状の排泄物として排泄します。この排泄物には濃縮された糖が含まれ、俗に「甘露」とも呼ばれています。この甘露を狙ってアリが寄ってくることもあります。
    さらに葉や枝に付着するとべたべたしたり、美観を損ねたりするだけでなく、この排泄物に真っ黒いカビが生えてくることもあります。この甘露にカビが生えた状態を「すす病」と言います。
    症状として「病」という字が使われるので、殺菌剤での消毒方法を尋ねられることが多いですが、前述のとおり、植物に寄生した病原菌由来ではなく、害虫の排泄物に生えたカビなので、水洗いやウェットティッシュで排泄物ごとこすり落としましょう。
    すす病は害虫の排泄物によって起こる二次被害で、アブラムシやカイガラムシをしっかり防除することで解決できます。

  • ■室内の観葉植物につくハダニ、
    コナカイガラムシ

    寒いこの時期、多くの植物は休眠し、害虫も卵、幼虫、サナギなどの状態で寒さを乗り越えます。ただし、室内や温室で管理している植物は生育中なので、害虫も活動をしています。
    室内で意外と目立つのはハダニの被害です。ハダニは高温乾燥を好むので、冬、暖房の効いた乾燥しやすい室内は、ハダニにとって好環境です。観葉植物、ランなどにハダニが繁殖しやすくなります。
    また多肉植物にはコナカイガラムシの被害が目立ちます。コナカイガラムシはベタベタした白い粉状のものを身にまとった、ワラジ状の小さな虫で、ある程度歩き回ることもできます。ハダニ、コナカイガラムシは葉の汁を吸う害虫なので見かけたら早めに退治しましょう。
    ハダニは湿気を嫌うので、時々葉水をして葉に湿気を与えるのも、効果的な予防法です。退治にはハダニの専門薬(バロックフロアブルダニ太郎など)がおすすめです。観葉植物、ラン、多肉植物などに付くコナカイガラムシには、カイガラムシ専用の殺虫剤「カイガラムシエアゾール」をスプレーして退治しましょう。

    ■庭の庭木は「こうやく病」の手当てを!

    「こう薬」とは、薬を布などに塗って、患部に貼る、いわゆる湿布のことです。ウメやサクラの枝で、この「こう薬」を貼ったように見える症状が「こうやく病」です。若木では少ないですが、古木になると枝の表面に灰白色または褐色の菌のかたまりが付着することがあります。
    この菌のかたまりは枝に寄生して植物の栄養を吸い取るのではなく、枝に付着したカイガラムシの排せつ物などを栄養にして繁殖しています。名前は「こうやく病」ですが、植物の病気ではなく、カイガラムシのフンにカビが生えた、枝に汚れが付いている様な状態を「こうやく病」と呼びます。これを取り除く方法は殺菌剤の散布ではなく、削り取ります。削り取った跡に雑菌が侵入するのを防ぐために殺菌剤「トップジンMペースト」を塗っておきましょう。こうやく病の発生予防は、とにかくカイガラムシをきちんと防除することなので、気になったら庭木のカイガラムシ防除に手軽な「カイガラムシエアゾール」を枝にしっかり散布しましょう。

  • ■そうか病
    ジャガイモの植えつけ時に対処

    3月は春ジャガイモの植えつけが始まります。連作、土壌の乾燥、土壌酸度がアルカリ性に傾くことで「そうか病」が起こりやすいので、土の殺菌・消毒や土壌酸度チェックなど春ジャガイモの植えつけ前に「そうか病」の対策をしておきましょう。
    「うどんこ病」や「黒星病(くろぼしびょう)」など、植物の病名は見た目の症状から名付けられているものが多く、「そうか病」もその1つです。そうか病の「そう」は水疱瘡の「瘡」からきていて、見た目が表皮にぶつぶつと小さなくぼみが残る状態を起こす症状です。ジャガイモのイモにあらわれる「そうか病」だけでなく、ミカンの実や葉にあらわれる「そうか病」もありますが、それぞれ別の病原菌です。ジャガイモの「そうか病」は放線菌、ミカンの「そうか病」は糸状菌が原因で、症状名は同じなのですが、原因菌は別です。対処薬剤はそれぞれ、ジャガイモの「そうか病」には「石原フロンサイド粉剤」、ミカンの「そうか病」には「サンボルドー」がおすすめです。
    ※ジャガイモの「そうか病」については、2020年8月のアーカイブを参照してください。

    ■黒星病
    バラの黒星病には萌芽前処理が大切

    バラの病気でやっかいなのが、「黒星病」です。「黒星病」は主に雨水などで伝わり、梅雨時や長雨の時期に葉に症状が現れます。対策は、この時期にしっかり消毒することはもちろん必要ですが、病原菌自体は春先の新芽がほころぶころ、つまり萌芽期には、すでに新芽に感染し始めています。
    病気が出てから治療するのではなく、病気が出る前に予防するのが最も有効です。バラの「黒星病」で適用のある殺菌剤「GFベンレート水和剤」を株全体に散布して消毒すると初夏の病気の発生をぐんと減らすのに効果的です。

※このページは、住友化学園芸株式会社が(社)日本植物防疫協会のJPP-NETに集約された都道府県の情報や、お客様相談室に寄せられた情報をベースに、向こう1ヵ月間の家庭園芸で発生が予想される病害虫の防除方法についてご紹介しておりますが、天候状況や地域などにより異なる場合があります。予めご了承ください。

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水と土を混ぜた上ずみ液に試薬を加えて色を測ることで、誰でも手軽に土壌酸度(pH)が測定できます(測定範囲pH4.0~8.5)。植物にはそれぞれ栽培に適した土壌濃度(pH)があり、土壌酸度(pH)は降雨(灌水)、施肥などによっても変化します。植え付け、植え替え時はもちろん、定期的な土壌酸度(pH)チェックに使用できます。土壌以外にも各種の酸度(pH)測定に使用できます。

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