銘品が一度に見られる「国風盆栽展」 東京都美術館にて2月5日から
世界最高峰の盆栽展示が観覧できる「国風盆栽展」が今年も開催されます。
四季折々の変化、造形美、絵のような風景――。
日本の風土に培われてきた美意識が凝縮されている盆栽は、さまざまな美を合わせた総合芸術ともいえます。
今回も前期、後期の2部制で、日本全国から盆栽の銘品が集まります。
入選作品は356席と、国風展の歴史上、最も多くの盆栽が展示される予定です。特別出展の「皇居の盆栽」など3席を除き、作品はすべて前期・後記で入れ替えられます。
盆栽愛好家が長年、腕によりをかけて育てたベストの状態の盆栽が一同に会する、貴重な機会です。
第90回 国風盆栽展
会場:東京都美術館(東京都・台東区 )
前期:2016年2月5日(金)~8日(月)
後期:2016年2月10日(水)~13日(土)
入場時間、入場料など詳しい情報は、下記公式サイトをご覧ください。
国風盆栽展とは
昭和9年(1934)3月に第一回が開かれ、第二次大戦をはさんで3年間は中断しましたが、それ以外は毎年開催されている伝統ある盆栽展です(戦前は春秋2回の開催でした)。昭和40年(1965)、盆栽芸術の向上と普及発展をはかり、日本文化の進展に寄与しようと、社団法人日本盆栽協会が発足して以降は、日本盆栽協会が主催となり、国風盆栽展の伝統を守っています。