1.胞子採取
シダの胞子嚢を濡れたティッシュで拭くと茶色い粉が付着する。
これがまさに胞子そのもの。
顕微鏡で見ると親と同じようにくるくるとした新芽の形をしているという。
2.培養開始
ティッシュごと土に被せ、腰水とラップで湿度を保つ。
用土はピートモスとバーミキュライトの等量配合。
赤玉土とバーミキュライトで試したところ、土と土の隙間が多いせいかうまくいかなかったとのこと。
最初だけメネデール100倍希釈液をたっぷりかける。
うまくすれば前葉体という苔のような藻のような感じになってくるはず。
3.後日談と考察①
アップするのを忘れてました。
これは失敗に終わりました。
前葉体も出ませんでした。
失敗の原因を考察してみると、
・気温不足
発生の適温としてはアスプレニウムであれば20℃~25℃は少なくとも維持する必要があったのでは。
・消毒不足
プラ鉢に土が付いているのを軽く水洗いしただけだったので付着している細菌に胞子が負けてしまったおそれ。
4.後日談と考察②
(続き)
熱湯またはアルコールで消毒してから使用する必要があったのでは。
鉢だけでなく土も茹でて消毒した方が良かったのか?
・PH不適切
今回はピートモスを使ったのでPHが低かった可能性がある。
アスプレニウムの発芽PHの情報を持っている方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。
タニワタリとアスプレニウム・ケンゾイの胞子を頂いた。
くれた方はアジアンタムの培養をこの方法で成功しかけたが、植え替えのタイミングが早すぎたのか失敗してしまったとのこと。