1.アケビとミツバアケビの種
種はヤフオクで入手しました。画像はアケビの種です。
アケビのほうは種が保湿状態にあったので安心ですが、ミツバアケビのほうは種が乾燥気味だったのでちょっと心配です。樹木の種子は乾燥させると発芽率が落ちるとの記述をよく目にするからです。
2.種まき(0日目)
2018年11月13日
土は「硬質赤玉土小粒+鹿沼土小粒+花・野菜用培養土」を1900cc+900cc+1200ccで配合しました。2ℓ育苗箱2つ分です。
1箱に60粒ほど播きました。種と種の間隔は2.2cmです。平均8mmほどに覆土したのちたっぷり水やりをしました。
後は春まで日陰で乾燥しないように管理し、発芽を待ちます。
3.早くも発芽!(29日目)
2018年12月12日
1ヶ月前に種まきをしたアケビとミツバアケビですが、そのうちミツバアケビの種が2粒発芽しているのを発見しました。「やったー!」の一言です。楽しいアケビライフの始まりです。
この種は種皮が付いたまま子葉が地上に出てきたので、取れやすくなるように、タキイの種まき培土を上に盛って湿らせておきました。
4.3の続き
こちらは胚軸だけが見えているので、種皮が地下に残ると思われます。
当初はもちろん喜びいっぱいだったのですが、すぐに「うーどうしよう…」という気持ちに。というのも、いくつかのポットに分散して蒔かず、育苗箱1つに2cm強の間隔で60粒も蒔いたからです。
通常は暖かくなってから発芽するとのことなので、このまま屋外で管理すれば初期成長が阻害される惧れがあります。というわけで、この選択肢はありません。
5.4の続き
だからと言って、育苗箱ごと屋内で管理すれば温度の点でまだ発芽していない種にどんな影響があるか分かりません。また、根腐れや徒長防止を考えると用土をいつも湿らせておくわけにもいかないので、発芽していない種の乾燥が問題となります。
かと言って、根が出たばかりの種をポットに移植する勇気もありません。本当に悩みどころです。
6.双葉らしきものが!(50日目・室内組)
2019年01月03日
結局のところ、発芽した種だけを3号ポットに移植して室内で管理することにしました。育苗箱のほうは、今までどおり屋外に置いてあります。
その室内組の種から双葉らしきものが顔を覗かせているのを発見しました。
7.本葉が展開中(63日目・室内組)
2019年01月16日
双葉が大きくなるまでずいぶん時間がかかりました。この双葉、まだ展開中かもしれませんが、間から本葉も見えてきました。
8.最初から三つ葉(66日目・室内組)
2019年01月19日
ミツバアケビの本葉は最初からまさに三つ葉でした! これからどんなふうに展開するのでしょうか。
9.本葉が2枚に増えた(72日目・室内組)
2019年01月25日
双葉が出るまでに時間がかかったミツバアケビですが、その後の展開はなかなかスピーディーです。
子葉の根元から葉柄が2本出ており、その先で葉が3枚の小葉に分裂しています。小葉は大きいもので長さ1.5cm弱です。次はこの2本の葉柄の間から蔓が出てくるのでしょうか?
10.本葉が4枚に増えた(90日目・室内組)
2019年02月12日
ミツバアケビは本葉1-2枚めが展開してからしばらく出葉が停滞していましたが、ここ数日で3-4枚めが大きく成長してきました。いまのところ、葉が時間差で2枚出ては成長し、また時間差で2枚出ては成長し、というのを繰り返しています。
本葉が2枚出た後は蔓が伸びて葉が出るのかと思いましたが、そうではなく、根生葉のような出かたをしています。
11.五葉のアケビも発芽(112日目・室外組)
2019年03月06日
戸外で管理していたアケビの種も発芽してきました。目下室内で育苗中のミツバアケビ Akebia trifoliata とは別の五葉のアケビ Akebia quināta で、単にアケビと言えばこちらのアケビを指します。
もう本葉が見えていて、最初から5枚葉なのか興味津々です。
子供の頃、アケビは絵本や図鑑でしか出会えない憧れの存在でした。そのアケビを種から育てようと思います。
将来は行燈仕立てか盆栽が夢ですが、まずは摘心と脇芽掻きを繰り返して主枝をがっしり育ててみたいと思います。
アケビ属は雌雄同株ですが、異種の花粉があると結実しやすいとのことです。そこで、小葉が5枚のアケビと小葉が3枚のミツバアケビを育てることにしました。