1.12/14 伐採
株元から30cm程残し、伐採しました。5m程はあるでしょうか。皇帝ダリアは霜が降りると一晩で枯れてしまうそうなので、開花中でも容赦なく切ります。切る場所は節の上です。節の部分から芽が出るので切り株からも春に新芽が出るのを期待しています。
2.12/14 土埋めVer
皇帝ダリアは竹のような節を持つ太い幹(茎?)から成ります。節を中心に、上部を3cm・下部を7~10cm程で切り分けます。こちらは畑の土に3月まで埋め発芽させます。深さ50cm程の穴を掘り、水はけを良くするため枯れ枝とワイヤーネットを敷きその上に節を並べ土をかけます。冬に雨が多いと腐りやすいそうです。土壌も粘土質なため赤玉土を混ぜて土をかぶせました。このまま3月まで放置です。
3.12/14 ポリバケツVer
ポリバケツの内側に保温用としてプチプチを貼ります。そこに湿らせた赤玉土→節の順に何層にも重ねていきます。バケツのフタをしたら直射日光と雨の当たらない屋外(軒下)に3月まで放置です。
4.12/14 水苔Ver
湿らせた水苔で節から下を包み、ポットに挿しました。株の上下を間違えないよう注意します。節から短い方が上にくるようにし、水苔が節にかからないようにします。この方法だと水やりが必要で、常に水苔がじんわり湿った状態にします。
置き場所は、私の場合日当たりのよい屋外温室(ヒーター付)ですが、日当たりが良ければ屋内でも大丈夫だと思います。
5.12/30 水苔Ver 発芽
驚きです。6本全てから発芽が確認されました。節に出来た赤いものがそうです。もっと時間がかかると思っていたので嬉しいです。引き続き水やりをして経過を見ます。
6.1/19 水苔Ver 発芽中
順調に芽が成長しています。ギザギザの緑色の葉も確認できる程大きくなっています。また、どれも一つの節から2つ芽が出ていることが分かりました。成長が楽しみです。
7.1/26 水苔Ver 発芽中
すくすくと芽が成長しています。大きいものでは、グリーンのプラスチック容器より背が高くなっています。どの株もギザギザ葉っぱがわかるようになり嬉しいです。
8.2/14 水苔Ver 成長中
気温も暖かくなりだし、順調に成長しています。大きいもので20cmほどあります。葉の形も分かるようになり、“らしく”なったなあと思います。引き続き、水苔が湿っている状態を保てるよう水やりを行います。ちなみに水苔も芽吹いてきています。綺麗な緑色です。
9.3/22 掘り上げ。発芽確認!
気温も上がり春めいてきましたので、『土埋めVer』と『ポリバケツVer』を掘り上げました。ドキドキしながら見てみると…
◆土埋めVer:3/6発芽
◆ポリバケツVer:10/11発芽
すごい!ちゃんと芽が出ていました!腐らずに越冬でき感激です。白い芽が節からぽつりと出ています(まるで囲んだところです)。土埋めは全滅も覚悟していましたが、排水用のネットと枝が効いたのかもしれません。
10年以上、庭に植えてある皇帝ダリア。
今年は挿し木で増やそうと思い、その様子を越冬から春まで追ってみます。
通常乾燥させて行いますが、乾燥させず伐採した直後から挿し木に利用します。
≪方法≫
1.土埋めVer
2.ポリバケツVer
3.水苔Ver