1.ポポーの味は?
今年も美味しいポポーが食べられました。
ポポーはそのまま食べると、とても甘くトロピカルでいろいろな果物に例えられますが、それとは別にアイスと一緒に食べるとどういうわけかバニラアイスにコクが足されたようになり、安物のアイスがまるでホーキーポーキーのような風味へと変わります。
こんなに不思議なフルーツは他のものでは例えられないです。
2.ポポーの葉っぱは健康パラメータ?
ポポーの収穫も終わり、地面を見てみると今年の役目を終えた葉が落ちていました。
ポポーは百何本も育てていますが、同じ時期に同じように育てたつもりであっても、物によって葉の様子が異なります。
それとは別に、根っこがトグロを巻いてしまっていたものや、植え替えしたばかりのものだと葉が小さいことが多いです。
その場合、葉が小さいものは要観察とし、時には掘り起こしトグロの隙間に小石を挟んだりして埋め戻します
3.ポポーの葉っぱは健康パラメータ?2
二年生のポポーの葉っぱです。
先程の大きな(高さ120センチ程に抑えて、太さは1.6センチ)葉っぱの半分程の大きさですが、ヒョロっとしている苗木に対して葉が大きい印象です。
時折、風に煽られてフリフリしているのは可愛いのですが、心配なので割り箸で支えてやります。幹の太さは5ミリです。
初期成長が遅いのでヤキモキしますが、根っこはグイグイと下へ下へと伸びています。超ロングポットで対応します。
4.2年生で20.5センチのポットから根が…
ポポーは下へ下へと根が伸びていく植物なので、油断をするとあっという間にポットの底に到達してトグロを巻いてしまいます。なので初期段階から超ロングポットで管理をしています。
ポポーの根の特徴としては、細根も少なく全くといっていいほど土をつかみません。
そしてゴボウ根は切れやすいので、植え替えの際には注意が必要です。
太い根が切れると一気に弱り葉が落ちて枯れることがあります。
5.ポポーの根っこは臭います。
ポポーを植え替えると、不思議な匂いに包まれます。
虫が嫌う匂いなのか、虫が好きな匂いなのかわかりませんが独特な香りがします。
これから冬になるので、苗木達には遅効性の化成肥料をパラパラと気持ちだけ撒いてやります。
本来は肥料のいらない苗木ですが、やはりポット管理なので少しの栄養は必要です。
かといって、栄養を与えすぎたり過保護にすると実をつけるのが遅くなります。
画像は一年生の根っこです。
6.種は乾燥を嫌います。
ポポーの種は乾燥を嫌います。
なので、実から離したらすぐにピートモスや水苔などの湿らせたものと一緒に袋やタッパーに入れて保管します。
ピートモスだとカビが発生しにくいのでおすすめです。
カビてしまっても水で洗浄して引き続き保管し、暖かくなってから同じように撒いてみたところ、ちゃんと発芽しましたので、カビだからといって慌てて捨てないようにしてください。
※種のおしりの部分で発芽条件を察知しています
7.種を開けてみました。
ポポーの種を接木小刀で開けてみました。
思ったより普通です。ポポーの種のおしりの部分は発芽条件を察知するスイッチになっているようなので、こうしてまっぷたつに開いて、ジベレリンに浸した半紙を巻き、床にセットすると寒さにあてなくても発芽しました。が、その後の管理が大変。
※書き忘れ
ポポーの種は寒さを経験させないと発芽する確率が落ちます。凍らせてもダメです。
なので冷蔵庫か、冬の野外で管理します。
ポポーは香りも味も人によって感想が違うところが面白いなと思い育てはじめました。