1.ベティコーニングの地中芽です
ビチセラ系のベティコーニングを剪定しました。旧枝は地際から全て切ってしまってもいいのですが、目印程度に10cm程度つるを一部残しています。表土を少し取りのけると、見事な地中芽がたくさんできているのが見えます。マグアンプKの大粒と卵の殻を砕いた自家製の石灰を鉢の周囲に施肥しました。本格的な寒さはこれからなので、地中芽が傷まないように土で覆いました。
2.ジャックマニー系はつるを埋めて発根
12号鉢のギャロルの表土を少し取り除けてみると、前年に旧枝を伏せて、土に埋めておいたところが発根していました。同じ強剪定型でもジャックマニー系はつるを数節残して剪定することが多いのですが、旧枝を埋めておくと発根し、つるの数が増えます。つるがはね上がってくることが多いので、洋蘭の添えなどに使われている太い針金を折り曲げてUピンを作り、しっかりと押さえておくことが必要です。
3.ミルキーウエィ(インテグリフォリア系)
インテグリフォリア系のミルキーウエィ、1月5日の状態です。株際の土を取り除けてみると、地中芽も確認できますが、茎の節にもしっかりとした芽がたくさんあります。地中芽がたくさんある場合は地際で切ってしまってもいいのですが、地際に近いところによい芽が確認できる場合は残しておいてもよいと思うので、残すことにしました。
4.スウェディッシュベルズ地中芽です
インテグリフォリア系のスウェディッシュベルズの地中芽です。地上部の茎(草性なので、つるというよりは茎といった方がよさそうです)には芽が確認できなかったので、株元の表土を取り除けてみると、地中芽がたくさん確認できました。私は鹿沼土を使用しているので、土を取り除けるのは割合簡単なのですが、株際の培養土が固まっている場合は気を付けないと芽を傷めるので注意が必要です。
5.カルーレアラグジュリアンス(ビチセラ系)
今日は1月30日、この数日の暖かさでカルーレアラグジュリアンス(ビチセラ系)の芽が少しふくらんで見やすくなったので、写真を撮りました。地上部20~40cm位の高さで太い茎にしっかりした芽がたくさんついているのが確認できます。
強剪定型のクレマチスもさまざまです。地上部を全て地際から切った方がよいものもあれば数節残しておいた方がよいものなど、品種毎に異なることがあって、迷うこともあります。地域によっても違うかもしれませんが、福岡の平地での強剪定の様子をご紹介します。