9月16日、台風の後で、傷を負い、その傷口から灰色かび病、あるいは立枯病になったと思われる、ニチニチソウはその後、新たな実験材料になりました。
本来ならもう、咲かない時期になっていく一年草をわざわざ切り戻さずに、その苗は捨てるという選択肢もあったのですが、捨てるのはいつでもできること。
せっかく今までこまめに花殻を摘んで、この暑い夏も頑張った子たちをなるべくなら最後まできちんと面倒見ようと思いました。
趣味の園芸の7月号にも、ニチニチソウの管理方法は記載されていましたが、台風でもニチニチソウの鉢までは取り込むスペースがなく、あの大雨で雨ざらしになり、病気の発生しやすい状況下にあり、なおかつ、日差しを遮るために窓に立てかけられていたすだれが倒れ、裏山からの枝が吹き千切れて飛んできて、庭を駆け巡っていたような状態でしたから、その下敷きになっていた子は、根っこも傷ついていた可能性が高かったのです。
幸いだったのは、ニチニチソウは1株ずつ別の鉢に植えていたこと。病気になっても広がることがかなり抑えられます。
切り戻しはいつ行ってもいいはずなので、この病気が考えられる鉢を、完全に問題がないと思われる部分まで切り戻し、他の鉢とは離した場所に置き、まず根元に燻炭を敷き詰め様子を見ました。
その後、3日間は、雨に当てず、水を一切与えずにおき、様子を見て過ごしました。
9月28日までは、1枚目の写真の状況でした。少しは病気が抑えらえている様子。
が、さらに買ってきた牡蠣殻で作られた石灰を根元に漉き込みました。 (9月30日の植え付け作業のついでに)
すると、なんということでしょう!
特に殺菌剤をするでもなく、消毒薬を吹き付けるでもなし、半ば、諦めつつも、ダメもとで試した石灰が効いたのでしょう。
葉がつやつやと蘇ってきました。
こんな方法を試してみたのは、「農家が教える石灰で防ぐ病気と害虫」という本を買って読んだからなのです。
農文協さんが出している本ですが、ありがたいことに復活したように思います。
1枚目は、病気の部分を切り詰め小さくなったニチニチソウ(9月28日撮影)まだ、下葉に病気のなごりが見えます。
2枚目は、病気の部分に石灰をすり込んだり、根元に撒いたりして復活の兆しを見せています。(10月4日朝撮影)
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