数人の方ですが、シャクナゲ日記を見ていただき、ありがとうございます。先回の続きです。
写真1 アルボレウム ヒマラヤに自生する原種です。燃えるような赤が美しい花です。
写真2 シルビア ゴールドリーフ 花は可愛く、斑入りの葉が、美しいです。
写真3 黄山クレスト 透明感のある濃いレモンイエローです。栽培は、やや難しいです。
◎株の植え替え
・鉢増しの方法
残念なことに、趣味の園芸ページにも、「シャクナゲの植え替えは春 5月」となっていますが、賛成できません。なぜなら、十分に根が張る前に暑い夏がやって来るからです。
園芸店で入手した株は、できたら、つぼみの半分をとってしまうことをおすすめします。薬で多くのつぼみを付けていますので、すべてを咲かせると、株がたいへんに弱り、夏を越せる株は半分以下になってしまいます。また、花柄を積まないと、種ができるため、株が弱ります。
秋になり、鉢増しをします。鉢から抜いてみると、たいていの場合、多くのピートモスで植えられています。約2~3割の土を落とします。できれば、そこになる部分を、やや多めに落とします。また、真っ黒になった細い根は、死んでいるのでカットします。この後は、他の植物と同じように、鉢底土(できれば、日向土の大粒)を入れ、その9で書きました土を入れます。株元が隠れるまで、土を入れます。鉢の胴の部分を20~30回たたいて、土を追いつかせます。足りなくなったら土を追加します。その後、たっぷりと水をやり、半日陰で管理します。
・地植えの方法
春に朝1~2時間、日の当たる風通しの良い場所が最も地植えに適しています。一日、日が当たらない場所は、枯れませんが、花が咲きません。日が良く当たる場所は、遮光率五十パーセントの寒冷紗を、4月~10月下旬まで、木の上1メートルに張ります。庭の土四十パーセントに、その9で書いた土六十パーセントを、よく混ぜます。穴を掘って、やや盛り上がるように(五センチ以上)植え付けます。必ず支えの支柱を、斜めに二本ほど立てます。たっぷり水をやります。
・肥料
植え替えて、1ヶ月が過ぎたら、置き肥をします。できれば、窒素に比べ、ややリン酸とカリの多い、肥料をまきます。
※※ 園芸店で販売している交配種のシャクナゲ(洋シャク)は、以上の方法でだいたい育ちます。
※※※日本に自生している、シャクナゲの栽培については、次の日記に書きます。
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