畑で、プランターで、憧れの小玉スイカ栽培に挑戦!
次回4月28日(日)放送の「やさいの時間」(Eテレ・午前8:00~)は、憧れの小玉スイカ栽培に挑戦! 畑では支柱とネット、プランターではあんどん支柱につるを誘引して、さんさんと日が当たる環境で育てましょう。テキスト4・5月号と、あわせてご覧ください。
【畑で!】スペースを有効活用、スイカの空中栽培
省スペースで小玉スイカを作ります。スイカはつるが長く伸びるので、通常の地這(じばい)栽培では2m四方の面積が必要です。しかし、アーチ支柱を立てて園芸用ネットを張り、つるを誘引すれば、地這い栽培の1/3のスペースで2株育てることができます。
長く伸びるつるを立体的に誘引する「空中栽培」にすれば、日当たり抜群。空中栽培は風通しと日当たりがよく、病害虫の被害を受けにくいなどのメリットがあります。スイカの実が空中にぶら下がる姿は、ユニークです。
1株で3~4個の収穫を目指しましょう。
【プランターで!】スイカ作りは着果管理がポイント
小玉スイカなら、プランターでも育てられます。整枝や摘果をして養分を集中させ、甘い実を作ります。苗の植えつけ時は、まだ気温が低いので、保温シートをかぶせて保温しましょう。最低気温が15℃を超えるようになったら保温シートを外し、防虫ネットにかけ替えます。
高温と乾燥を好むので、たっぷりと日の当たる場所に置きます。
たくさん実をつけたままにすると株が消耗して突然枯れることがあるので、子づる1本につき1果、1株で2果が目標です。
放送とテキストで詳しくお伝えします。
講師/藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学副学長、人間社会学部教授。秋田県生まれ。学生や社会人を対象とした家庭菜園指導の第一人者。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『はじめてでも大収穫! 野菜づくり超入門 春夏編』(NHK出版)など著書多数。
講師/深町貴子(ふかまち・たかこ)
園芸家。神奈川県生まれ。「植物の育て方を知るより、育ち方を知ろう」が信条。柔軟な発想で手軽で自分らしい野菜作りができるヒントを提案する。『深町貴子のプランター菜園BOOK』(NHK出版)など著書多数。
▼放送予定
「やさいの時間」 選 プレミアム〈スイカ〉
【放送】4月28日(日)午前8:00~8:24 Eテレ
【再放送】4月30日(火)午前11:05~11:29 総合テレビ
【再放送】5月4日(土)午前6:00~6:24 Eテレ
*2010年5月30日、2017年5月14日の放送の再構成です。
▼この号に掲載されています
夏野菜の最重要シーズン号。家庭菜園の人気を二分するトマト&ナス栽培を徹底解説! 栽培のギモンをすべて解決します。初めてでも失敗したくない畑派、庭や畑はないけどプランターで野菜を育てたいベランダ派、化学肥料・化学農薬を使わず栽培したいオーガニック派、2024年度のテキストも、それぞれの立場に役立つ情報をたっぷりとお届けします。5つの新連載もスタート!
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