5月に植えて10月まで長~く収穫!夏と秋、ナスを2倍楽しもう
夏の暑さも湿気も大好きで、猛暑にも負けずに育つナス。一般的な中長ナスや長ナスなら1株で30本は収穫できます。かつて、『やさいの時間』編集部が栽培実験したときには、1株で120本くらい収穫したことも...!
次回5月5日(日)放送の「やさいの時間」(Eテレ・午前8:00~)は、ナス栽培に挑戦。今回は真夏に枝や根を剪定(剪定)して、秋にもう一度楽しむ方法を紹介します。テキスト4・5月号と、あわせてご覧ください。
栽培のコツから、一部を抜粋してご紹介。
接ぎ木苗を植える
家庭菜園では、ナスはタネではなく、苗から育てたほうが失敗しにくくなります。
特におすすめなのが、接ぎ木苗を利用すること。接ぎ木苗は、丈夫な野生種(赤ナスなど)の台木(だいぎ)に育てたい品種の茎(穂木/ほぎ)を接ぎ合わせた苗のこと。根がよく張るので収穫量が増え、病害虫に強いメリットもあります。ホームセンターの苗売り場などでも入手できますよ。
しっかり追肥する
ナスは、水と肥料が大好きな大食漢。一度でも肥料切れを起こすと、とたんに株の勢いがなくなり、実もつきにくくなります。定期的に肥料を追加(追肥)して、肥料分を補いましょう。
秋まで長く収穫するには、株のスタミナ維持が不可欠。さまざまなお世話で、株を長く元気に育てましょう! 放送とテキストで詳しく紹介します。
講師/藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学副学長、人間社会学部教授。秋田県生まれ。学生や社会人を対象とした家庭菜園指導の第一人者。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『はじめてでも大収穫! 野菜づくり超入門 春夏編』(NHK出版)など著書多数。
▼放送予定
「やさいの時間」 しづか&太陽のベジ・ガーデン〈夏と秋 ナスを2倍楽しむ!〉
【放送】5月5日(日)午前8:00~8:24 Eテレ
【再放送】5月7日(火)午前11:05~11:29 総合テレビ
【再放送】5月11日(土)午前6:00~6:24 Eテレ
▼この号に掲載されています
夏野菜の最重要シーズン号。家庭菜園の人気を二分するトマト&ナス栽培を徹底解説! 栽培のギモンをすべて解決します。初めてでも失敗したくない畑派、庭や畑はないけどプランターで野菜を育てたいベランダ派、化学肥料・化学農薬を使わず栽培したいオーガニック派、2024年度のテキストも、それぞれの立場に役立つ情報をたっぷりとお届けします。5つの新連載もスタート!
▼インスタグラムで、情報発信中!