キノコは洗わずに食べたほうがいいって、ホント?
『やさいの時間』12・1月号のキノコ特集では、キノコに関する素朴な疑問から栽培のことなどさまざま質問を、キノコのプロである富士種菌のみなさんにお聞きしました。
ここでは「食べ方編」から2つのQ&Aを紹介します。
売られているキノコと自分で育てたキノコ、味は違うもの?
全然違うから、比べてみて!
収穫したてのキノコは香りが強く、みずみずしくてずっしりと重さを感じるほど。これを味わえるのは、自分で育てればこその醍醐味です。
売られているキノコは日もち重視の品種も多く、見た目ではわからなくても、実際には収穫してから日数がたっている場合もあります。当然、香りが弱くなり、みずみずしさも損なわれているといえます。
キノコは洗わずに食べたほうがいいって、ホント?
ホント。基本的には洗わない
キノコは、水で洗うと水分を吸収してブヨブヨになり、食感が悪くなります。基本的には、洗わずに食べるのがおすすめです。かさのひだを下にしてトントンと軽く刺激を与えれば、ほこりが落ちてきれいになりますよ。菌床栽培で、石づきについたおがくずが気になるときには、気になる部分だけ洗うようにしましょう。
例外はナメコです。表面のぬめりにほこりがつきやすいので、洗ってから食べてください。ナメコは、もともと水分を好むキノコなので、水洗いで食感が損なわれる心配はありません。
『やさいの時間』2023年12月・2024年1月号 キノコ特集「富士種菌のみなさんに聞く キノコQ&A」より
▼この号に掲載されています
冬の室内でもできる、さまざまなキノコの栽培方法を大特集!室内&原木栽培を徹底攻略。キノコ栽培の保存版です。「教えてこなくてすみません!当たり前テクニック」では、毎号の栽培ページに載せきることができなかった基礎知識やテクニックを紹介。冬の間に基礎力をアップしましょう。畑では、ミニダイコンに挑戦。インドアで手軽にできる野菜栽培も。