パプリカ栽培で、菜園をカラフルに!
ピーマンの仲間で、1個100~150gにもなる大きな実(大果種)を完熟させるパプリカは、未熟なうちに収穫する中果種のピーマンに比べて、栽培の難易度はやや高め。次回5月19日(日)放送の「やさいの時間」(Eテレ・午前8:00~)は、株を健全に育てて、カラフルに色づいた果実を収穫するためのコツを紹介します。テキスト4・5月号と、あわせてご覧ください。
収穫の目標は1株10個
パプリカは、開花から収穫まで60日ほどかけて熟していきます。開花後20~25日で収穫するピーマンの3~4倍の時間がかかるため、1株からとれるのは10個程度と少なめですが、果肉は肉厚で甘みがあり、食べごたえ十分です。
作りやすいミニ品種
1個40~50gの小・中果種パプリカは大果種より作りやすく、初心者向きです。主枝(しゅし)と側枝(そくし)2本の3本仕立てにしたあとは放任OK、摘花や摘心(てきしん)は不要です。
パプリカは樹上で完熟させるので株疲れを防ぐお世話が大切。ポイントを押さえて甘い果実を収穫しましょう。放送とテキストで詳しくお伝えします。
講師/藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学副学長、人間社会学部教授。秋田県生まれ。学生や社会人を対象とした家庭菜園指導の第一人者。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『はじめてでも大収穫! 野菜づくり超入門 春夏編』(NHK出版)など著書多数。
▼放送予定
「やさいの時間」 しづか&太陽のベジ・ガーデン〈菜園をカラフルに! パプリカ〉
【放送】5月19日(日)午前8:00~8:24 Eテレ
【再放送】5月21日(火)午前11:05~11:29 総合テレビ
【再放送】5月25日(土)午前6:00~6:24 Eテレ
▼この号に掲載されています
夏野菜の最重要シーズン号。家庭菜園の人気を二分するトマト&ナス栽培を徹底解説! 栽培のギモンをすべて解決します。初めてでも失敗したくない畑派、庭や畑はないけどプランターで野菜を育てたいベランダ派、化学肥料・化学農薬を使わず栽培したいオーガニック派、2024年度のテキストも、それぞれの立場に役立つ情報をたっぷりとお届けします。5つの新連載もスタート!
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