【日本文学と植物】日本の山野草を楽しむ コミュニティ

トピックテーマ

日本文学と植物

2019/02/04
ちょっと固いテーマですが、お好きな俳句、短歌、詩、
小説、それに主役または添えとして登場する植物を
ご紹介下さい。植物はその折々のものがいいですね。
 日頃あまり意識しないテーマかもしれませんが、
花鳥風月をテーマとする文学ですから、いくらでも
出てくるかも・・・?

コメント

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最新20件を表示

20 2012/04/27
しろりん
はなぽっとさん、この「夏の思い出」の歌は
名曲ですね。

ただ、ミズバショウに関する限り、尾瀬では
夏ですが、東海地方においては4月下旬から
咲いており、春の植物なのです。
歌のイメージがあまりに強いですね。
21 2012/04/28
はなぽっと
しろりんさん、春の植物と聞いて安心しました。
自分を信じることにします。

マクンベツ湿原という、
ミズバショウの群生で有名なところがあるそうです。
(近所なのに、ちっとも知らなかった・・・)
行こうと思いましたら、
石狩川の増水で、水没中だとか。(涙)

群生が出現したら、行ってきます。
22 2012/04/28
しろりん
金子みすゞ さんという詩人は
最近では、震災に関連して
 「こだまでしょうか」という詩で有名になりました。
紹介を読むと、昭和5年家族にあることを訴えるために
26歳で自らの命を閉じたとありました。
そんな若さで・・・。
自然に対しても優しい言葉をかけていたのがわかります。
****

   「木」
 ・・・・・・・・・金子みすゞ・・・

お花がちって
実がうれて、

その実が落ちて
葉が落ちて、

それから芽が出て
花が咲く。

そうして何べん
回ったら、
この木はご用が
すむかしら。

******

庭木の片隅でマンリョウがまだ
赤い実をつけていました。
23 2012/04/29
miruha
こんばんは。

金子みすづさんの詩はスルメのようです。
最初はよくわからないけど、噛めばかむほど味が出てくる。というか、考えさせられます。
蜂の画像が撮れたら、載せたい詩がありますが。。。
撮れるかな~

今回は山吹を・・・


山吹の 立ちよそひたる 山清水
汲みに行かめど 道の知らなく   高市皇子

切ない歌ですね。これは一重の山吹でしょうか。

家のは八重なので、、

七重八重 花は咲けども 山吹の
実のひとつだに なきぞかなしき   兼明親王


毎週フジテレビの「ペケポン」という番組を見ているのですが、
川柳最後の句が「二つの意味がある言葉」になっていて、昔から変わらないんだな~。

みんなよく思いつくな~と感心してしまいます。
24 2012/04/30
しろりん
haruさん、ありがとうございます。

金子さんの詩、もちろんそれなりに含蓄があると
思うのですが、若くして家族のために死を選んだと
いうことを知って、もっと読んでみたいという気に
なりました。

高市皇子のような短歌を詠みましょうなどという
トピックを作ったら、まず誰も書き込まないでしょうね^^

とりあえずは、いろいろなジャンルの作品を
植物と絡めて味わってみたいと思います。
たまには蜂もよいでしょうね。

画像は今日行った展示会にあった、ヤマブキソウです。
25 2012/05/18
しろりん
また歌を採りあげさせて下さい。岡本敦郎のうたった
NHK歌謡です。


「白い花の咲く頃」
  作詞:寺尾智沙
  作曲:田村しげる
  歌 :岡本敦郎

1)白い花が 咲いてた
 ふるさとの 遠い夢の日
 さよならと 言ったら
 だまってうつむいてた お下げ髪
 かなしかった あの時の
 あの白い花だよ

2)白い雲が 浮いてた
 ふるさとの 高いあの峰
 さよならと 言ったら
 こだまがさよならと 呼んでいた
 さみしかった あの時の
 あの白い雲だよ

3)白い月が 泣いてた
 ふるさとの 丘の木立に
 さよならと 言ったら
 涙のひとみでじっと 見つめてた
 かなしかった あの時の
 あの白い月だよ

私の生まれる前の歌ですが、ラジオなどで時々
流れてきますので、小さいころから知っていました。
 さて、この白い花とはなんでしょう?歌詞から
推測すると、
 悲しい別れ → 春の卒業、就職シーズン? →
 コブシか何か?

ということになるでしょうか?私的には
ニリンソウなんかよいなと思っていましたが。

ネットで検索すると、次のような解説がありました。
 

「作詞の寺尾智沙、作曲の田村しげるという夫婦のコンビの歌は、当blogでも取り上げた「夕月の歌(ここ)」「さざんかの歌(ここ)」や、この「白い花の咲く頃」の他に「リラの花咲く頃」など、叙情豊かな歌が多く自分は大好きである。

この「白い花の咲く頃」はNHK「ラジオ歌謡」の一つで、寺尾智沙・田村しげる夫妻が昭和24年に書いた「さよならと云ったら」をラジオ歌謡「白い花の咲く頃」として昭和25年5月8日に放送されたという。
この歌については、ダーク・ダックスの喜早哲 著「日本の抒情歌」に、このように紹介されているという。
「詩の寺尾智沙は、田村しげるの妻である。その歌詞には、田村しげるの故郷、天の橋立で有名な宮津湾の奥丹後半島の峰山町での思い出が書かれている。そのひなびた田舎町での、胸の苦しくなるような初恋の思い出、初めてのくちづけ、親の反対であきらめざるを得なかった胸のうち、彼はひとりさまよい腰を下ろすと、そこには名もしらぬ小さな白い花が咲いていた。文字どおりの悲恋物語。エレジーである。」
26 2012/06/10
しろりん
庭のホオノキが葉を展開しました。そこで、

  朴ひらくため大空はあけてあり

            早川志津子
27 2012/07/17
風葉子
初めまして。私、山野草のことはまったくと言っていいほどわかりません。
娘が幼稚園の頃、数珠玉をもらって来て、植えていましたが、いつの間にかなくなってしまいました。それぐらいです。ただ、日本文学、俳句、短歌等が好きなので、私の好きな歌を書かせて頂きます。こんな私ですが、よろしくお願い致します。

「庭の千草」

作詞  里見 義
アイルランド民謡


庭の千草も 虫の音も
枯れてさびしく なりにけり
ああ 白菊  ああ 白菊
ひとりおくれて 咲きにけり

露にたわむや 菊の花
霜におごるや 菊の花
ああ あわれあわれ ああ白菊
人のみさおも かくてこそ

庭の千草も 虫の音も
枯れてさびしく なりにけり
ああ 白菊  ああ 白菊
ひとりおくれて 咲きにけり



この歌が歌われていた当時のことはわかりません。
随分前に、ドラマの中で歌われていて、
なんて美しい曲だろうと思いました。
28 2012/07/17
しろりん
風葉子さん、今晩は。
早速庭の千草をユーチューブで聞いてみました。
いい歌ですね。確かに何かのドラマの
中で出てきたようなかすかな記憶があります。

また教えて下さい。

ジュズダマの苗よろしかったらお送りします。
ただあまり大きな苗はお送りできないことと、
すぐにご返事がないと、お送りするのが
来月になってしまいます。
yaso.club@live.jp
画像は最近撮った庭の千草です。
29 2012/07/17
風葉子
しろりんさん。早速、youtubeで聴いて下さったのですね。
ありがとうございます。
数珠玉の件で、メールを送らせて頂きました。
よろしくお願いします。
「白い花の咲く頃」も好きな歌です。
これからも、好きな歌や詩、短歌、俳句を書かせて頂きます。
よろしくお願い致します。
30 2012/07/17
しろりん
風葉子さん、あれからあの歌を思い出していたの
ですが、何か戦後の時代の悲しい話の終わりに
あの歌が出てきたようなきがします。

また歌などお願いしますね。できれば、
日本の植物、日本の歌がいいですね。
ただ、この庭の千草はいい歌だと思います。
31 2012/07/18
風葉子
しろりんさん。昨日はありがとうございました。
それから、大変失礼致しました。
「日本の歌」なのに、「庭の千草」はアイルランド民謡でした。
寛大なお心、感謝致します。

肝心な歌を忘れていました。
竹久夢二の「宵待草」です。

「宵待草」

竹久夢二   詩
西條八十   補詩
多 忠亮   曲


待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草の やるせなさ

今宵は月も出ぬそうな


暮れて河原に星ひとつ
宵待草の 花が散る

更けては風も泣くそうな



原詩

遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌が 
あれあれ風に吹かれて来る
待てど暮らせど来ぬ人を宵待草の心もとなき
想うまいとは思えども 我としもなきため涙
今宵は月も出ぬさうな


宵待草は植物学的には「マツヨイグサ(待宵草 黄色の花)」だそうです。
ツキミソウ(月見草 白、ピンクの花)の仲間だそうです。
きっと、ご存知ですよね。

写真があればいいのですが、私の家の近くにはなくて、撮れませんでした。ちょっと離れた、河の土手の方へ行けば咲いていたような気がします。
また、撮れたらとってきます。
32 2012/07/18
しろりん
風葉子さん、宵待草の歌、ありがとうございます。
どうやらこの歌の背景には恋多き?竹下夢二と
若い女性との束の間の逢瀬があったようですね。
19歳だったその女性、見てみたい気がしますね^^

実はこのマツヨイグサも帰化植物で、私自身
話題にするのがちょっと抵抗があります。
オオマツヨイグサは一度話題にしましたが。
ツキミソウは、夕方白い花が咲き、暗闇の中で
ぼんやりと一晩浮かんだ後、朝にちょっとピンク
がかってしぼみます。
マツヨイグサはどうやら、帰化植物同志の競争の
中で種類によっては少なくなっているようです。
ツキミソウは栽培以外では残らないようですね。

ちょっと気になるのが原詩の中の、「釣り鐘草」とは
なんでしょうね。形からして、宵待草と同じでは
ないので、ツリガネニンジンやホタルブクロの
ような野草ではないかと思いますが。
33 2012/07/18
風葉子
しろりんさん。
難しいですね。これもダメなんですね。ごめんなさい。
もう少し、勉強してから、書き込みさせて頂きます。
釣り鐘草は夢二が絵を描いているかもしれませんね。

私は、しろりんさんが紹介された、ホウノキと俳句がとても気に入りました。
お庭にあるなんて、いいですね。
34 2012/07/18
しろりん
風葉子さん、
ホウノキは実は鉢植えなんです。それが
元気にいるということは、鉢を持ち上げて
みるまでもなく、根が下に飛び出て伸びて
います。ということは早いうちに掘り上げて
植え替えないと変なことになりますね。

また書き込んで下さい。
35 2012/07/18
しろりん
秋の花野を詠んだ句です。

 満目(まんもく)の 
  花野行き花
    少し摘む

             登四郎

Haikuという本がそれを英語に
訳し、解釈もしてくれています。
解釈は画像で載せました。

英訳は:
boundless field of flowers
I come to it
and pick a few
36 2012/07/19
風葉子
しろりんさん。こんにちは。
日本文学でなければいけないでしょうか?
「創作童話」なのですが。

「大きい1年生と小さな2年生」 偕成社
   古田足日 著   中山正美 イラスト

からだは大きいのに泣き虫の1年生のまさやと、からだは小さくても
しっかりしている2年生のあきよ。
二人の友情と自立の物語です。

お話の中に出て来る花は「ホタルブクロ」です。
あきよの大好きな花で、まさやが大冒険して、ホタルブクロを
探しに行くのです。
子供の頃に読んだ大好きなお話で、今でも本を持っています。

本を読んだ当時、ホタルブルロという花は見たことも聞いたことも
ありませんでしたが、ホタルブクロが一面に咲いている原っぱに
あこがれました。実は今でも、ホタルブクロを見たことはありません。

何故、ホタルブクロなのかわかりませんが、子供だけが読むには
もったいない、よいお話です。
37 2012/07/19
しろりん
風葉子さん、創作童話だって、立派な日本文学の
一部だと思いますよ。どうぞ
詳細をご紹介下さい。
38 2012/07/20
はなぽっと
こんにちは。

「ツユクサ」です。

朝(あした)咲き夕べは消(け)ぬる鴨頭草(つきくさ)の
消ぬべき恋も我はするかも  万葉集


1枚目は、普通のです。
2枚目と3枚目は「マルバノツユクサ」です。
「メガネツユクサ」も頂いたのがあるのですけれど、
まだ咲きません。
39 2012/07/30
しろりん
はなぽっとさん、こんにちは。
しばらくオリンピック直前のイギリスで、路傍の
花などをながめておりました。といいたいところですが、
行事に付き合わされる時間が多く、郊外見学で
ヤナギランなど見つけても、周囲の人に名前を
訪ねても「知らない」という返事ばかりで、
はがゆい思いをしました。そういえば、ツユクサの
類は見ませんでしたね。あれば、みかけても
不思議ではない植物ですが。
 果たしてイギリス人にも鴨頭草の消えぬべき恋を
表す植物はあるのでしょうか?

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