昨日の続きです。今回はいきなり本題で、しかもまじめな話だけです。
今日の話題22 ヒスイカズラ発芽! その2
9月20日に播種したタネが10月2日に発芽した状態が写真左です。芽の長さは約3cmでした。他のタネをまいた鉢もほじくり返してみたところ、写真中央のようにタネの中心がぱっくり割れてそこから根が出ていました。左側が発芽したタネの芽と根、右側が未発芽の発根の様子です。その後、すべての鉢で発芽を確認しました。
芽が盛んに伸びたため10月9日と10日で植え替えをして、朝顔用の支柱を立てました。10月11日に計ったところ、長いものでつるは45cmになっていました(写真右の左側)。その後生長がよいものはさらに鉢を大きくして、10月15日にはつるは1m以上まで伸びていました(写真右の右)。つるには節があり、そこにごく小さな葉があるのですが、まだ展開していません。
今回の観察を通じて、フィリピンに自生するヒスイカズラは、熱帯雨林での他の植物との光競争において生き残るために、まずタネの栄養を使ってつるを短期間に長く伸ばし、その後日の当たる高さまで伸びたころに葉を展開して光合成をはじめるのではないかと思いました。そのために胚乳(芽や根を生長させるための栄養を含むタネの部位)が大きく、タネも必然的に大きくなったのではないでしょうか。
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うわわわっ!
返信するのびましたねっ
葉っぱを出さないで蔓だけ。
タネ、大きいなと思ってましたが、そんな理由まったく想像つきませんでした。
グレープ様
返信するこんな遅い時間にコメントをありがとうござます!ただいま午前1時50分です!
私も今回観察して、なんでこんなにタネが大きいのか得心しました。他のマメ科の実生も同じような生育をするのかよく分かりませんが、ジャングルでの過酷な競争下では、大きくないと生き残れないのかもしれませんね。
まるで促成栽培中のようです。
返信する光が届かなければ葉を出さず、先ずは丈夫な体作り~それで蔓だけ?が伸びていたのですね。
展示の様子に納得です。
花が咲くまで3~5年なら、十分に待てそうです(笑)
hanura様
返信するいつもコメントをありがとうございます。
本当につるばかりどんどん伸びています。でも紫色できれいなんですよ。
また経過をお知らせいたしますので、お楽しみに!
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