旧上司の置き土産が、 勤するとデスクの片隅に静かにかれていた。
細工用の鋸は、竹に小さな穴を開けて
鹿脅しを作ったりするのに使うものだ。
無くても困らないが、有ると何かの時に役に立つ。
そんな道具。
そんな、黙って置いていってくれなくったって、
いいじゃないか。
全然可愛い部下じゃないから、
顔にも態度にも言動にも出さないけど、
ずいぶん頼りにしてたし、親しみも感じていたのに、
一年も経たずに異動するなんて言うから、
哀しくて減らず口をまた叩いて、お別れしてしまった。
お互いに忙しくて、年末も年始も顔を合わす機会がないまま
新しい年の幕開けだ。
貰った剪定鋏も、まだおろしていない。
今年はどんな仕事が出来るだろうか。
私は、居なくても困らないが、居れば何かの時に役に立つ、
そんな部下になれるだろうか。
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こんばんは
返信する私いつも思うのです。
この世に絶対いなければならない人は一人もいないけれど、
いなくてもいい人も一人もいないって。
いなければいないように人は生きていきますが、
やはりいないと寂しいし、実際困ります。
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
まさに、その通りですね。
風葉子様
返信するさりげなく生きるって難しいですよね。
一番はじめに自分に嘘をついてしまいそうになるし。
洗濯機でグルグル、服だけじゃなくて
自分も洗いたいものだと思います。
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