梅雨入りとともにネジバナ(ラン科、別名モジズリ)の花が咲き始めました。ネジバナの名は、1本の茎の周りに、花が密にねじれたように着くことに由来します。なぜ、ねじれているのでしょうか。難問ですが、花を訪れる昆虫の行動と関係があるのかもしれません。ネジバナの花序のねじれ方は、個体差が大きいことが知られています。ねじれかたが弱い花序ほど、昆虫が訪れる確率が高いのですが、一方、同じ個体の花粉を受け取ってしまう確率が高く、結実率も低いそうです。どれくらいねじれるのが最適か?バランスが難しそうです。写真の花序では、花の向きは約60°ずつずれ、12個(2周分)の花が開花中です。また、ネジバナの花は、比較的長期間(約1週間)咲いていることが知られています。これも受粉する確率を高めるためと説明されていますが、開花中の花がたくさん並んでディスプレイ効果を高め、昆虫を引きつける効果もありそうです。花は拡大すると、小さいながらもラン科特有の形で美しく、花奥に黄色い花粉の塊りが見えます。受粉の仕組みは次回の日記で。
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
芍薬が咲いた。 2024/05/08 | 白🤍眩しい❕ 2024/05/08 | 連翹剪定 2024/05/08 |
花の命は短くて~ 2024/05/08 | 何とか阻止出来... 2024/05/08 | 羽ばたくような... 2024/05/08 |
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。