美術館の正面玄関へと続く小道の左手には、綿毛となった蒲公英が訪れる人々を凝視している。
その奥にはオシダが行く手を遮り、あやかしの森への侵入を拒むかのよう。
この森には、きっと自然物の精霊、そう妖精などが住まわっているのではと思わせる不思議な雰囲気が漂っていた。
蕎麦屋をあとにして向かったのは、原村にある八ヶ岳美術館である。
もし、ご興味があれば、下記のプロフィールをご参照頂きたい。
https://bit.ly/2Kz2ft3
企画展は、現代日本画の旗手・間島秀徳氏の「アース・ダイビング-Earth Diving-」が開催されていた。キーワードは「キネシス(流転しつづけるもの)」だそうだが、難しいことはわからない。
何に突き動かされてのものかなのか。
一瞬たりとも留まることを知らないエナジー。
いや、いや、あまり不確かなことは言わぬがいい。そう、難しいことはわからない通りすがりの旅行者なのだから。
この美術館、さほど大きくはない。しかし、外観とともに、その内装も独特な雰囲気を醸し出している。
そのプロフィールには、「美術館の建物は建築家・村野藤吾の設計で、連続ドーム型の大変ユニークなデザイン」とある。
常設展示をメインとした撮影は禁止されている。館内の建築様式に焦点をあてた撮影はよいとのことだったので、その一端をご紹介させて頂いた(館内の彫刻は、原村出身の彫刻家・清水多嘉示氏の作品である)。
次は、標高1,350mにある美術館の周囲を巡る散策路を巡ってみたい。いま、この地は、春たけなわといってもいいのかもしれないよ。
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あやかしの森の入り口 のタンポポの綿毛が
返信する暗い奥の森の結界の様で、想像を掻き立てる写真ですね。
うわっ、有難うございます。
そう、そうなんです。
とても、幻想的な感じがしたんです。
風はありませんでした。
だから、ひょいと伸びた花茎がそよともしません。
まさにその一つひとつのまん丸の綿毛に見つめられているような、そんな妙な気分になってしまいました。
あ~っ、見つめちゃダメだ。見つめちゃ引きずり込まれる。だけど見入っていたい、そんな不可思議な感興を覚えたのです。
八ヶ岳のあやかしの森――
もし、お出かけになるようなことがあっても、くれぐれもご注意くださいませ(^^)
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