チランジア｜園芸日記byＴ君｜みんなの趣味の園芸

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一般的にはエアプランツという名のほうが分かりやすいかも。鉢などに植え込む必要がなく、転がしておくだけでも簡単には枯れないためか雑貨屋さんで取り扱われていることもあります。

空気中の水分を吸収して育つため放置していてもよい、という間違った認識が広まったことから可哀想な扱い方をされている植物の１つ。

自生地では夜から明け方にかけて霧が発生するため空中湿度が高くなり、その間に給水。日中は乾燥した状態となり、気孔を閉じて水分を無駄に失わないようにしています。

根を使って木や岩、サボテンなどに着生して生活する着生植物。植え込み材を使って植え付けるなら洋ランのように素焼き鉢に水ゴケ植えとします。

乾燥した状態を好むものはヘゴ板やコルク樹皮に糸やワイヤーで取り付けるのもＯＫ。単にワイヤー等で吊るだけでも構いません。

日光はレースのカーテン越しくらいを好みます。水やりは夕方か日が落ちてから、たっぷりと株全体を霧吹きで湿らせるか水を入れた容器に株ごと漬けます。

肥料はあまり必要としませんが、与えるなら液体肥料を規定量よりも更に薄く作ります。根ではなく葉にあるトリコーム(鱗片)から水分を取り込むため、濃いとコケが生えて給水を阻害することも。

春から秋は戸外の軒下で管理できますが、冬は屋内へ取り込みます。越冬中は水やりも控えめに。うまくいけば開花しますが、パイナップルの仲間は開花が一度きり。

開花後は脇芽が出てきて世代交代となります。タネからも育てられますが年数が掛かるため、脇芽から育ってきた子株のほうが簡単で生育も早いです。(^_^)


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