湯島臥牛さんの園芸日記
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湯島臥牛さん  東京都
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春鶯囀(しゅんのうでん)の花

2021/06/07
春鶯囀(しゅんのうでん)の花 拡大 写真1 春鶯囀(しゅんのうでん)の花 拡大 写真2 春鶯囀(しゅんのうでん)の花 拡大 写真3

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春鶯囀(しゅんおうてん)とも呼ぶ。

Gasteria batesiana ガステリア・バテシアーナ

春の「鶯(ウグイス)」が「囀(さえずる)」。

「囀(てん)」は訓読みじゃ「さえずる」と読む。
「小鳥が鳴く」って云う意味。



名の由来だが、『しゅんのうでん』が正しい。
雅楽から名を採ってるから。

『日本の雅楽の曲名。唐楽,壱越(いちこつ)。
 
6楽章から成る大規模な曲で4人あるいは6人で舞われる。
 
承和12年(845) 年尾張浜主が113歳の高齢でこの曲を舞ったのは有名』

『春鶯囀の舞い』は見た事ないけど、たぶん4~6人がクルクル舞い踊る様がこのロゼットが螺旋状に渦巻いてるのに似てるように感じたから命名者がこの名前を付けたのだろう。



これは原種で、

『 戦前から虎の巻や臥牛を親として斑入りや葉変わりがいろいろ作られ庶民の間で人気があったが、空襲やら疎開やらで園芸どころじゃなくなり、戦後になってようやく焼け野が原から復興するようになると、植物の輸入が自由となり数多くのサボテン・多肉が入って来てふたたび園芸熱が盛んになった。

その中にこの春鶯囀が紹介されると、その肌の枯淡な風合が日本人特有の「侘び・寂び(ワビ・サビ)」という名伏し難い風情を感じたのか多肉愛好家に爆発的人気を巻き起こした 』

ってことらしい。



東京だけの話かも知んないが、この戦後から朝鮮戦争の頃のブームを覚えてる人は現在少なくとも85歳から上になるだろう。
この『趣味園』にもほとんどおられぬに違いない。

今や年寄りのガステリアファンは少ない。




【写真】花の形も普通(?)のガステリアとはだいぶ違う。
 花筒がヒョロっと細長く貧弱。
 
花粉媒介者のハチドリ(南アで平行進化した類似種)も蜜を吸うのに苦労するだろうな。


解説をみると、草幅丈15㎝が最大らしいからウチのはもうこれ以上大きくならねぇんだろう。

ランナーを伸ばして増えるらしいが、ウチのは一向仔吹きしない。

自生地の南アじゃ『茎はなく、根は多肉質の円柱状で、乾季には根が地上部を地下へ引き下げる働きをする』らしい。



ちなみに、かじゅじゅさんとこの「黒鶯囀(こくおうてん)」はこの種の"黒色変種"で、近年出回って来た品種。





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