人気シリーズ『12か月栽培ナビ⑦ ブドウ』発売記念特別インタビュー!
栽培の基本をコンパクトにまとめた人気シリーズ「12か月栽培ナビ」。最新刊の『かんきつ類』と『ブドウ』が、10月20日に2冊同時発売されました。
最新刊の発売を記念して、『ブドウ』の魅力や力を入れたところなどを、著者の望岡亮介さんに伺いました。
『12か月栽培ナビ⑦ ブドウ』著者 望岡亮介さんの特別インタビュー
編集部(以下、編):望岡さんは香川大学で、ブドウについて研究されているそうですね。
望岡(以下、望):はい。私は母の実家がブドウ農家で、大学での研究対象もブドウ。現在、香川大学農学部の附属農場で、ブドウを含めた果樹の研究に励む日々です。
編:ブドウづくりのいいところは、どんなところでしょうか。
望:味、見た目、いろいろありますが、ポイントさえ押さえれば、決して難しくないのです。特に、家庭で楽しむ分には、それほど細かく考えなくてもOKです。
編:案外、とっつきやすい果樹だということですか。
望:そうですね。とはいえ基本は大切ですから、つるはいつまでに誘引しておくか、1本の枝にいくつ房を残すかなどは、頭に入れてから育てたほうがいいですね。
編:着果不良などのトラブルも多いと聞くのですが。
望:私自身、品種やその年の気象条件によっては、着果不良や着色不良に悩まされることがあり、そのつど原因を探っています。そうした経験知を、『NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビ⑦ ブドウ』に反映させています。
編:たしかにこの本では、ブドウ栽培につきもののトラブルについて解説するページが充実していますよね。
望:私の30年以上にわたるブドウ栽培の経験をつぎ込み、ほかの一般書には書かれてないコツも随所にちりばめられていると思います。
編:なるほど、「かゆいところに手が届く」本なのですね。
望岡亮介(もちおか・りょうすけ)/博士(農学)。ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ。2015年)。専門は果樹園芸学。安全・安心な農作物についての栽培技術とあわせて、果実品質の向上技術開発に取り組んでいる。機能性成分を豊富に含む醸造用品種'香大農R-1'を作出。この品種を使ったワインが注目を集めている。
『12か月栽培ナビ⑦ ブドウ』人気が高く、苗木を入手しやすいおすすめの品種もたっぷり紹介
NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビ⑦ ブドウ
望岡亮介/本体1,296円+税/A5判/96ページ
2017年10月20日発売
(NHK出版サイトでのご購入には別途会員登録が必要です)
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