園芸分類 | 庭木・花木,コニファー | ||
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形態 | 低木~高木 | 原産地 | 北アメリカ |
草丈/樹高 | 0.5~15m | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性,耐寒性が強い,初心者でも育てやすい,生け垣向き,カラーリーフ,香りがある | ||
日当たりと水はけがよい場所でよく育ちますが、夏に水切れを起こすと葉が部分的に傷み、樹勢が弱くなります。葉色が黄色の品種は日当たりが悪いと緑色が濃くなり、黄色の発色が悪くなります。
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありません。鉢植えでは水切れを起こすと葉が部分的に茶色になるので、特に夏場の水切れに注意します。
庭植えは2月に有機質肥料を、寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気:特にありません。
害虫:ミノガ類
ミノムシが発生します。種類により食害時期が多少異なりますが、春や7月から8月に幼虫が発生して葉を食害し、秋には枝にミノをつくり越冬し、やがて成虫になります。雌は自分のミノの中に卵を産むので、抜け殻だと思ってミノを放置すると年々数が増え、被害が大きくなります。
水はけがよく有機物の多い土にします。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。市販の培養土でもかまいません。
ポットなどで生産されているものが多く、このような株は根を切らずに植えつけができるので、特に植えつけ時期を選びません。根を切って行う移植や掘り上げてまもない根巻き株の植えつけは11月から3月または梅雨の期間が最適期ですが、ニオイヒバはコニファーのなかでも移植に強いため、真夏を避け、植えつけ後の水やりに気をつければ問題はありません。庭植え、鉢植えとも、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。狭円錐形の品種の場合、若い苗木は幹が柔らかいので、細い支柱などで添え木をして主幹がまっすぐ伸びるように心がけます。
さし木:園芸品種はさし木でふやします。2月から3月が適期です。昨年伸びた各枝の先端から10cmほどの穂木をとります。切り口をカッターナイフなどで斜めに切り整えて2時間程度水あげし、鉢に入れた清潔な用土にさします。さし木後は乾燥しないよう鉢ごと、透明なビニール袋に入れて密閉し、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
タネまき:10月から11月に薄茶色に熟した1cm弱の球果からタネをとり、なるべく早く清潔な土にまきます。5mmほど覆土してたっぷり水を与えます。
剪定:樹形を整えるための刈り込みはいつでも行えます。大きく育つまでは年に1~2回、3月と10月に刈り込んで樹形を整えておくと枝が粗くならずきれいに育ちます。
枯れ葉の除去:秋から冬にかけて樹冠内の古い葉が役目を終えて茶色く枯れてきます。そのままにするとなかなか自然には落葉せず、株が傷んだように見えます。軽くもむだけで落とすことができるので、目についた枯れ葉は随時取り除きます。大きな株ではほうきの先で高い場所から下へ順にたたいて落としてもよいでしょう。
ニオイヒバは樹高15mになる常緑高木で、北アメリカに分布します。品種により香りの強さに差がありますが、葉をもむとほのかな甘さを思わせる芳香を放ち、これが和名の由来となっています。園芸品種では樹高が0.5~0.8m程度の小型のものもあるため植...
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