アンドレ・エヴさんのプライベートガーデン｜園芸日記by有島　薫｜みんなの趣味の園芸

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パリの南方、オルレアン近郊にあり、パリからは小麦畑、牧場、森などがなだらかに続くイル・ドゥ・フランスの先に位置し、小さな街にあります。
アンドレ・エヴさんはフランス有数のオールドローズのコレクターであり生産、販売して広め「バラの神様」と呼ばれています。

また自宅のプライベートガーデンは、日本でも紹介されファンが多いです。

自宅は石作りの建物で、脇に樹木が描かれた扉がありますが、言われないとそのまま通り過ぎてしまいそうです。

その扉を開け中に入ると、一人だけ通れる道を不安を感じながら進んで行くことになります。

建物の裏に回ると別世界です。
おたずねしたのは7月7日でしたが、その何日か前からフランスは異常気象で、パリで39度あつた時ここは42度まで上がったと言われ、メモしておいたのを添付しました。

待って居て下さったのは、アンドレ・エヴの育種を担当しているジェローム・ラトゥー氏でした。
アンドレ・エヴさんはご高齢ですが、我々に快く会って下さる事になっていました。
それが我々が着く30分前に残念がりながら病院に行ったと伺いました。
暑さによる熱中症との事でした。
我々もとても残念でした。

ガーデンはジェロームさんが案内して下さりました。
このガーデンが見事なのは5月末～6月初旬で、一か月遅れのガーデンは花は終わっていましたが、作られたイングリッシュガーデンとは違って自然な佇まいです。
柔らかな通路の曲線は女性のシルエットをイメージして作られたと言っていました。
小屋を覆っているロサ・ムルガニーの満開の写真は、良い時撮ったのをPCで見せてくれました。

最後にとっても残念なお知らせです。
先日NewRoses玉置編集長から伺ったのですが、アンドレ・エヴさんの訃報が届いたとの事です。
お目にかかれなかったのがとても残念でした。
心からご冥福をお祈りいたします。


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