フィリピン滞在記④｜園芸日記by湯島臥牛｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

写真；４０年前の田舎のカラオケ

　　フィリピンのカラオケ事情

　　　　　　2009年01月01日（木）00:17

(前回③からの続き)

ラウンジでメシを食ってると若者の集団が入り口の間からオレに手を振って歓声を上げてる　

サムエルがまた来て連中をカラオケに連れて行けと言う

ざっと１５人はいるな

途端にふところが心配になって来た

いかにフィリピンが物価が安いといえあれだけ連れて行ったら何万円も掛かるんじゃねえか

支払いが足りなけりゃこいつらの前で大恥をかく

そうなると日本人の名折れだからセイフティボックスからセブ市のブラックマーケットで両替えした有り金部を下ろして持ってく事にした　

リゾートにゃおいらの他に客はいないので結局ミ○たちスタッフ全員を引き連れていくことになった

おいおい２０人越えちゃったヨトホホ

リゾートの前で待ち合わせてみんなでゾロゾロ歩って行くこととなった

村はずれにあるカラオケは民家のガレージみたようでガラ−ンとした内部になんとレーザーカラオケが置いてある

　「電話を引くのが先だろおいっ」と苦笑した　　　　　　　　

このアンバランスがこの国の特徴

出稼ぎ者が先進国の最先端器材を持ち帰り故郷で商売

そりゃ日本の技術力の名声が上がり日本人が尊敬されるのは旅行者にゃ気分がイイわな

でもフィリピン自体のインフラ開発は後れあたかもアフリカやアマゾンのネイティブの村に"文明の利器"だけ持ち込まれるようにシュールな状況になる

良い事なのかイケない事なのか複雑な気持ち

先客の家族がいてテーブルでマイクを握ってる

テーブルの上にゃ洗面器の中に氷の固まり

見てるとそいつをブッ掻いてグラスに入れてビールを飲んでる

つまみはなし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

これがフィリピンスタイルだとミ○が解説

俺たちのテーブルにゃ２リットルのビールビンが林立

フィリピンを代表するサンミゲルというビール　
ラガー味かな

つまみはピーナッツかかぼちゃの種しかないという

かぼちゃの種が喰えるのか？　

持って来させて食ってみたがまずい　

ぺっ　ぺっ

サリサリストアまでポテチを買いにやった
中国製のポテトチップスが売られてる
　

曲は英語の歌かタガログ語(公用語)　
ただし古い曲ばかりだ

どの子も歌は抜群にうまいヤ　　　

日本に来りゃ歌手で十分やっていけるぜ

時間が経つに連れだんだんみんな酔っ払ってきてディスコのように踊り狂いだした

さすがラテンの血が入っているせいかノリが違う　
(スペイン系の顔がけっこういるのヨ)

見てるだけで飽きない　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

女の子にひきずり出されて踊る羽目になった

てやんでぇこれでも若けぇ頃はディスコに通ったんだ　
ちくしょうっ

やがて１２時を過ぎお開きになった

若者たちは名残惜しそうにいつまでもマイクを離さない

さあ運命のお勘定だヨ

チェックの紙を見ると800ペソと書いてある

800？

2,000円ってかウソだろっおい　

8,000ペソの間違いじゃねえのか

ミ○に聞いたら　そんなもんよという

へえ　こりゃ驚いた　こんな安けりゃ毎晩来ようぜと言ったらみんなでハイタッチしてやんの
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

次の日朝から暑い　
このぶんだと４０℃くらいいきそうだ

坐ってるだけでもジリジリ汗が滲んでくる

朝食を食べながらクッカーのアナフェという女の子に挨拶のつもりで「It's so hot.」と言ったら彼女真っ赤になって俺に謝るじゃないか

そうか英語じゃ暑いも hot 辛いも hot　

彼女はおいらが訂正する前に行ってしまった　

言葉というものは難しい

　　　　　　　　　　⑤へ続く

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