我が家の近くの神社に大きな“銀杏(いちょう)”の木がある。
子供たちが幼かったころ、よく一緒に“銀杏(ぎんなん)”の実を拾いに行ったものだ。
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時に日本語とは不自由なもので、“イチョウ”も“ギンナン”も漢字に変換すると、同じ文字になってしまう。
以下、読み手の混同を避けるために、カタカナで表記します。
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息子が幼いころのエピソードをひとつ。
土曜の夜、日付が変わろうとする時刻、外は雨が降っていた。
長時間昼寝をした息子は、こんな遅い時刻に眼が冴えて居間で遊んでいた。
私はウイークエンドの恒例で酒を飲んでいた。
酔っぱらった私が「おい小僧、これから神社にギンナンを拾いに行かないか?」と誘うと、
息子は二つ返事で「行く行く」と言う。
息子のパジャマの上にジャンパーをはおらせ、懐中電灯を持っていざ出陣。
ところが、イチョウの木の下にたどり着く前に、息子が滑って転んでしまった。
当然、パジャマは泥だらけに……。
家に帰って、女房にしこたま怒られた。
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今や二人の子らは実家を巣立ち、
我が家では初老(?)の夫婦が寂しい日々を送っている。
今年も神社のイチョウの木の葉が黄色く色づいてきた。
“夜の街角で 酔って口づけた
通り雨に 濡れた肩を抱き
さよなら恋人 また逢える日まで
燃え尽きた 愛のカタチ
外苑並木の イチョウが色づき
ビルの谷間に 秋が訪れ
すれ違う人が あなたに似ている
振り返れば 姿哀しい♪”(By桑田佳祐)
◆写真①~③:神社のイチョウ【2021年11月10日撮影】
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こんばんは🍅
返信する微笑ましいエピソードですね。
あのオレンジの実の上で転ばなくて何よりでした。
見ているだけだとわからないけど、あのオレンジの実を間違って踏むと、驚くほど臭い匂いがしますよね。
>あのオレンジの実の上で転ばなくて何よりでした。
本当にそうですね。
毎日のように拾っていた頃は、家の中にギンナンの匂いが染みついていました。
ごつむしさま
返信するこんばんは
秋の夜に繰り広げられたホッコリと響くエピソード❗ 忘れられない一夜の思い出~いいものですね。
それにしてもこんな歌詞が直ぐ思い出せるごつむしさんはなんとロマンチックなジェントルマン❗
美しい錦の落ち葉のように心の中にはいっぱいの想い出が積まれていることでしょう~🙊
赤い字で綴られるいつもの歌詞その時代が甦るよう✨
ありがとうございました。(*^-^*)
コメントありがとうございます。
音楽は好きで、ipodに色んな曲を入れて聴いています。
つっても、聴くジャンルはかなり偏っていて、
“どかどかうるさいロッケンロール”系が多いので、
ロマンチックなジェントルマンにはちょっと遠いかな?
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