ラムズイヤー
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ラムズイヤーの育て方・栽培方法

ラムズイヤー
ラムズイヤー

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花,ハーブ
形態 多年草 原産地 オーストラリアを除く温帯、亜熱帯
草丈/樹高 30~80cm 開花期 5月中旬~7月
花色 紫,ピンク 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 香りがある,カラーリーフ,耐寒性が強い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

風通し、水はけのよい場所で育てます。日なたを好みますが、高温多湿は苦手なので、真夏はよく茂る木陰に植えるか、鉢植えであれば、夏は半日陰となる涼しい場所に移動させます。梅雨時期は鉢を雨の当たらない軒下などに移動させるとよいでしょう。酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を適量混ぜて耕します。

水やり

庭植えの場合、根がよく張ったらほとんど不要です。鉢植えの場合は、乾かし気味に管理し、土が乾いたらたっぷり与えます。

肥料

元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。庭植えの場合、追肥は不要ですが、鉢植えには、3月下旬から5月の間に、液体肥料を施します。

病気と害虫

病気:根腐れ
病気ではありませんが、過湿による根腐れが出やすいので注意します。

害虫:アブラムシ
風通しが悪いときなど、アブラムシが発生することがあります。風通しをよくし、アブラムシを見つけたら速やかに駆除します。

用土(鉢植え)

水はけと通気性のよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、または赤玉土6、腐葉土3、軽石1の割合で配合したものを用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

3月上旬から5月下旬か、9月中旬から10月下旬に行います。庭植えは3~4年くらいすると、株が混み合って蒸れやすくなるので、株分けを兼ねて植え替えを行います。鉢植え株も、鉢いっぱいになったら、株分けをして植え替えるとよいでしょう。

ふやし方

株分け、さし芽、タネまきでふやします。

株分け、さし芽:3月上旬から4月中旬か、9月中旬から10月下旬に、株分けやさし芽でふやします。株を掘り上げ、地下茎が分かれるところで、1~3株をつけて分割します。できるだけ新根をつけて分けるとよいのですが、切れてしまってもさし芽ができます。

タネまき:タネをまいてふやすこともできます。適期は春と秋です。

主な作業

花がら摘み:花が終わったら、花茎をつけ根から切り取ります。ドライフラワーにする場合は早めに切り、風通しのよい半日陰に吊るして乾かします。

特徴

ラムズイヤーの白い毛で覆われた葉は、ぬいぐるみのように心地よく、柔らかな手触りで、lamb's ear(羊の耳)の名前にぴったりです。葉には、香りがあり、生葉や乾燥させた花をクラフトなどに利用できます。初夏に薄紫色の花を咲かせます。夏の高温...

種類(原種、園芸品種)

‘シルキー・フリース’


Stachys byzantina ‘Silky Fleece’
葉が小さく、花色が濃い。

‘プリムローズ・ヘロン’


Stachys byzantina ‘Primrose Heron’
基本種よりも葉の緑がやや濃い。性質が弱く、やや育てにくい。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それにとどまらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ラムズイヤーのそだレポ(栽培レポート)

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