オンシジウム(オンシジューム)
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オンシジウム(オンシジューム)の育て方・栽培方法

オンシジウム(オンシジューム)
ゴアラムゼイ‘イエロー・ファンタジー’
オンシジウム(オンシジューム)
トゥインクル‘オレンジ・ファンタジー’
オンシジウム(オンシジューム)
アロハイワナガ

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 中央~南アメリカ
草丈/樹高 15~30cm程度 開花期 12月~1月、4月~6月、9月~10月(不定期性あり)
花色 黄,ピンク,オレンジ 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,香りがある(一部)

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

冬は、室内の日光がよく当たる窓辺などに置きます。5月の大型連休ごろから10月半ばまでは、戸外の風通しのよいところに置きましょう。このとき、できるだけ長く日が当たる場所を選んで置きますが、日焼け防止のため35%程度の遮光ネットを張った下に置きます。葉が生い茂る木の下に置くと、花芽をつけにくくなるので避けましょう。

水やり

季節を問わず、乾き始めたらたっぷりと水やりするのが原則です。夏はすぐに乾くので、毎日水やりが必要になることもあります。必ず乾き始めたら水を与え、カラカラに乾燥させないようにしましょう。

肥料

戸外に出す少し前の4月中旬から、肥料を施し始め、9月いっぱいまで施し続けます。まず、有機質固形肥料を4月から7月まで月1回程度施し、液体肥料は4月から9月まで週1回程度施します。必ず規定量と規定希釈倍率を守ってください。

病気と害虫

病気:特にありません。

害虫:アブラムシ、カイガラムシ
蕾が出るころ、アブラムシがつきやすいので注意します。
たくさんの鉢の間を詰めて置いていると、カイガラムシが発生しやすくなります。株の間隔をあけて置くことで、予防になります。

用土(鉢植え)

保水力がありながらも、比較的早く乾く植え込み材料を使います。ほとんどの場合は、水ゴケを使って素焼き鉢に植え込みます。プラスチック鉢を使う場合は、バークや軽石、バーク、ヤシ殻チップなどを混ぜたミックスコンポストを利用して植えましょう。鉢の中がいつまでもびっしょりとぬれていないようにすることが大切です。

植えつけ、 植え替え

2年に1回程度植え替えます。オンシジウムは生育が早く、すぐに鉢からはみ出すので、鉢からバルブが1つはみ出したぐらいで植え替えましょう。植え替えは、4月上旬に行うとよいでしょう。大株になったら、株分けも同時にできます。

ふやし方

株分けでふやすことができます。丈夫な洋ランですが、あまり小さく分けると生育が悪くなります。最低でも3バルブ以上で1株になるように、バルブを切り分けます。株分けの適期は、植え替え同様4月上旬ごろです。

主な作業

花芽が伸び始めたら、支柱を立てて花芽を引き起こしておきます。そのままでも開花しますが、横に伸びたり、小型種では下向きに垂れてしまうこともあります。より美しく観賞できるように、支柱を立てましょう。花が少し透けてきたり、ぱらぱらと落ち始めたら、花茎を株元で切ります。早めに切っておくと株に負担がかからず、次の新芽の生育がよくなります。

特徴

華やかな黄色い花として知られるオンシジウム。その種類は多く、小型で香りのよいものから、大型でボリュームたっぷりに開花する品種まで、さまざまなタイプがあります。多くの種類は育てやすく、咲かせやすい洋ランです。
黄色い花を咲かせ、ボ...

種類(原種、園芸品種)

オンシジウム・アロハイワナガ

オンシジウム・アロハイワナガ


Oncidium Aloha Iwanaga
最もよく販売されている、オンシジウムの代表的な交配種。大きくよく太るバルブをもち、たいへん丈夫で黄色い花がよく咲く。
オンシジウム・メイフェア ‘イエロー・エンジェル’

オンシジウム・メイフェア ‘イエロー・エンジェル’


Oncidium Mayfair ‘Yellow Angel’
まったく濁りのない、鮮やかな黄色1色の花が咲く交配種。草丈はやや大柄ながら、花茎を長く伸ばし、ボリュームたっぷりに開花する。栽培しやすい品種。
オンシジウム・トゥインクル

オンシジウム・トゥインクル


Oncidium Twinkle
花色はクリーム色など。バニラの香りがする小型の交配種。たいへん育てやすく、よくふえる。細かな花を稲穂のようにつけ、開花するころには花の重みで枝垂れるようになる。
オンシジウム・ケイロホルム

オンシジウム・ケイロホルム


Oncidium cheirophorum
中央アメリカから南アメリカ北部原産。冬咲きの小型原種。たいへん小ぶりで、黄色が鮮やかな原種。オンシジウムとしては、やや湿り気味を好む種類。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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